【東京さんぽ】渋谷で宇宙をひとりじめ!公園、ラーメン、プラネタリウム・・・進化し続ける魅惑の街を再発見

予算はひとり5,000円。1日その街を楽しみ尽くす「東京さんぽ」。今回は「渋谷」にやってきました。駅前を中心に大規模再開発が行われ、今も現在進行形で変貌を遂げている渋谷。そんなエネルギッシュな街の空の色を感じながら歩けば、いつもとは違った渋谷の“今”が見えてきます!

13:30 ニューヨーク生まれのラーメン「黒帯」は一風堂のスピンオフブランド(979円)

渋谷に降り立つと、どこもかしこも工事中。数年前までなかった高層ビルがニョッキニョッキと乱立しています。最初に目指すのは駅から徒歩3分ほどの「MIYASHITA PARK(ミヤシタパーク)」。あの宮下公園が2020年7月に新しく生まれ変わり、ホテル×ショッピングモール×公園が一体の複合施設になったのです。

3階建ての屋上にアーチを描く「MIYASHITA PARK」が見えてきました。

1階の日本全国の居酒屋が連なる「渋谷横丁」も気になりますが、コンクリート打ち放しの階段を上って館内へ。ウォールペイントなども施されてスタイリッシュ!

やって来たのは3階にある「フードホール」。ファストフードなどを含めて、全6店舗から構成されていますが、その中の1店舗がニューヨークで誕生した一風堂のスピンオフブランド「黒帯 MIYASHITA PARK店」。言ってみれば、逆輸入ラーメンということです!

「黒帯」979円(税込)はその店名にもなっている一品。少しとろみのある鶏白湯スープに真黒い香油がアクセント。鶏の甘みとうまみが同居するスープにおいしさが凝縮され、ニンニクやタマネギの風味が後追いで鼻をくすぐります。

スープが絡む中太の縮れ麺との相性もよく、蒸し鶏を思わせるやわらかな鶏肉と味玉も加わり、ものの数分でこの通り!スープまでおいしくいただきました。

黒帯 MIYASHITA PARK店

住所:東京都渋谷区神宮前6-20-10 MIYASHITA PARK South3F

営業時間:11:00~23:00(L.O.22:00)

定休日:なし

URL:https://mitsui-shopping-park.com/urban/miyashita/store/1568852.html

14:30 いつもより広い渋谷の空を感じられるルーフトップ公園(無料)

お腹が満たされたところで、「MIYASHITA PARK」の探検に。この幅の広い階段を上って4階の屋上に行けば、そこには芝生の緑もまぶしい、オープンエアの「渋谷区立宮下公園」。

澄み切った青空がどこまでも広がり、なんとも気持ちいいこと! 高さ約5mの岩山でボルダリングだってできちゃいます(大人2時間1,000円・小人2時間480円。渋谷区民〈区内在住者・区内在勤者・区内在学者〉は半額)。

芝生にゴロリとなることはもちろん、ベンチなどが多数設けられ、ランチを楽しんだり、おしゃべりしたり、リモートワークしたり!?オープンエアの風を感じながら、みんな思い思いに過ごしています。金網越しにはのんべい横丁を眼下に、JRの線路や電車を望むことも。

各フロアにも石を思わせる、オブジェのような弾力ある椅子などがあちらこちらに配されているので、ショッピングで疲れたときも安心。明治通りに面しているので、渋谷の街並みを楽しむのにもおすすめです。

幻のコーラ!?ともいわれる世界初のクラフトコーラ専門メーカー「伊良コーラ」の自動販売機も。ちなみに1本500円(税込)。

渋谷区立宮下公園

住所:東京都渋谷区渋谷1-26-5

開園時間:8:00~23:00

定休日:2020年12月29日(火)~ 2021年1月3日(日)

料金:無料

URL:https://www.seibu-la.co.jp/park/miyashita-park/

16:00 渋谷の喧騒が嘘のような「桜丘カフェ」のまどろみ(710円)

いつもより広くて大きな渋谷の空を感じたら、「桜丘カフェ」でまったりひと休み。ハートのラテアートがかわいいカフェラテは710円(税込)。

店頭にはテラス席、店内は穏やかな間接照明に包まれ渋谷の喧騒が嘘のような時間が流れています。

なぜ、この「桜丘カフェ」まで移動したかというと、ほら、見えてきましたよ!ビルの上に輝く銀色の球体が・・・

桜丘カフェ

住所:東京都渋谷区桜丘町23-3

営業時間:11:00~21:00

定休日:不定休

URL:https://www.udagawacafe.com/sakuragaoka/

17:00 渋谷で宇宙をひとりじめできる“大人のプラネタリウム”(600円)

17時からの投影スケジュールに合わせて訪れたのは「コスモプラネタリウム渋谷」。渋谷にプラネタリウムがあるって知っていましたか?26万5,000個の星が輝く美しい夜空に出逢えるとのことで、“渋谷で宇宙をひとりじめ”にできるのです!

平日は13時から4回、土・日・祝日は11時から5回の投影があり、すべて異なるプログラム。「ハチ公とめぐる月りょこう! ~過去と未来の月コース~」「レッドフロンティア ~火星に挑む冒険者たち~」など、テーマを持ったおもしろみあふれるものばかり。

今回は「Starry Music ~世界を巡る星とピアノと色彩~」。リクライニングシートに横になると、真暗な広い宇宙というキャンバスに、星座や神話がカラーで映し出され、優しいピアノの旋律が宇宙旅行へと誘います。

投影中は撮影禁止で、その内容をお伝えすることはできないのですが、数十年ぶりだった“大人のプラネタリム”最高にいいです!40分間ほどの宇宙旅行で、うとうとしてしまいそうにもなりましたが、とってもリラックスできて優しい気持ちに。かなりの満足度と充実感!

コスモプラネタリウム渋谷

住所:東京都渋谷区桜丘町23-21渋谷区文化総合センター大和田

営業時間:平日の投影は13:00/15:00/17:00/19:00 土・日・祝日の投影は11:00/13:00/15:00/17:00/19:00

定休日:月、12月29日~1月3日

料金:600円

URL:https://www.shibu-cul.jp/planetarium

18:30 宇宙に近い地上229mの東京パノラマ「SHIBUYA SKY」(1,800円)

プラネタリウムを出て、思わず渋谷の空を見上げてしまいました。素敵な余韻をまだ楽しんでいたい気分に!

そんなときは、暗闇に光るひと筋のエスカレーターに乗って・・・

ライトアップされたピラミッドを越えて・・・

ここは、地上229m。オープンエアの360度視界を遮ることのない東京のキラメキがどこまでも広がります。

こ、これは何と!息をするのも忘れそうなくらいに迫る色とりどりの光の洪水!宇宙と一体になるかのような「SHIBUYA SKY(渋谷スカイ)」は、2019年11月にオープンした渋谷の新名所。

渋谷スクランブルスクエアのルーフトップからは、今まで体感したことのない東京の大パノラマが広がっています。渋谷のスクランブル交差点やセルリアンタワーなどはもちろん、東京タワー、東京スカイツリー、羽田空港、お台場など、首都高のオレンジに輝くラインをアクセントに、ネオンサインのまたたきがどこまでも続いています。

しかも、屋上なのでオープンエア。地上229mの風と空を感じながらの、天空に限りなく近い特別な展望空間なんです。

1階下の46階は、全周ガラス張りになった屋内展望回廊。カフェやソファなどもあり、ルーフトップとは異なる、ムーディーでゆったりした雰囲気。いつまで見ていても飽きることのない、美しい輝きを楽しめます。

屋上公園から見る青空、渋谷の幻想プラネタリウム、地上229mの天空夜景・・・まったく異なる空を見てきた今日1日。地上に降りて、ネオンの光に遮られ星が輝いていない空を見上げると、なんだか少し複雑な気分に。いったい、渋谷の空は何色に染められていくのでしょう・・・。

SHIBUYA SKY(渋谷スカイ)

住所:東京都渋谷区渋谷2-24-12

営業時間:10:00~23:00(最終入場は22:00)

定休日:なし

料金:1,800円(WEBチケット) ※当日窓口チケットは2,000円

URL:https://www.shibuya-scramble-square.com/sky/

東京さんぽ「渋谷」の収支報告!

黒帯 MIYASHITA PARK店/ラーメン979円

桜丘カフェ/カフェラテ700円

コスモプラネタリウム渋谷/600円

SHIBUYA SKY/1,800円

合計/4,079円(税込)

※2020年12月現在、新型コロナウイルス感染症対策のため営業時間やサービス体制などが通常と異なることがあります

[All Photos by (C)tawawa]

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