待望のメガバス発ヘビーシンキングミノー登場! 『G.H.ハンプバック』が渓流ミノーのNEWスタンダードになるか!?

数年前の再始動を機に、全国各地へとその人気を拡大させているメガバスのネイティブトラウトブランド「グレートハンティング」。すでにいくつものルアーがラインナップされていますが、いよいよ完全新規設計のヘビーシンキングミノー「ハンプバック」シリーズが登場です!

現代ネイティブトラウトゲームに無くてはならない『ヘビーシンキング』モデル

小粒のボディにしっかりとしたウェイトがつまったヘビーシンキングミノーと言えば、対ネイティブトラウト用ルアーとしては無くてはならない超定番。

老獪な大型魚はもちろん、ハイプレッシャーを嫌った多くの魚たちはより深く、より強い流れの下につくことが一般的です。

そんな難しいシチュエーションを攻略するためには、流れを突き破って沈められる重さと、流れに翻弄されずに意図したとおりに泳ぐこと、そして流れに負けないアピール力が必要とされています。

そしてこれらの要素を満たしているルアーこそが、ヘビーシンキングミノーなんです。

メガバスのグレートハンティングブランドにはこれまで、往年の名作・グレートハンティングミノーの流れを汲む『グレートハンティング55 ヘビーデューティー』がその役割を担ってきました。

そして2021年。

いよいよメガバスのグレートハンティングは次のフェイズに移行するといっても過言では無いでしょう。

多くのアングラーが待ちわびた、完全新規設計のヘビーウェイトミノーが誕生するのです!

その名はグレートハンティング・ハンプバック。

釣り場に応じて使いやすい3サイズを引っさげての登場です!

グレートハンティング・ハンプバック

全長(mm)重さ(g)タイプフック価格(税抜)GH64648.3ファストシンキング#81500円GH51515.1ファストシンキング#121480円GH46464.0ファストシンキング#121450円caption

流れに強い! 待望のメガバス製ヘビーシンキング

ハンプバックシリーズは、これまでのグレートハンティングシリーズのルアーに比べ、セッパリ形状による高い体高と、驚くべきボディの薄さが特徴的なヘビーシンキングミノーです。

この特徴によって獲得した、目まぐるしいまでの明滅効果ローリングアクションによって生じるシルエット変化には、神経質なトラウトさえもが思わず口を使うはずです。

また、高比重&後方重心バランスに設計されているため、着水から速やかに狙ったレンジへと沈下。

激流に翻弄されること無く、思い描く泳層をトレースすることができるでしょう。

そしてそれでいて引き抵抗も重すぎず使用感は抜群!

もちろん、キャスタビリティにも優れるため、遠投からピンスポットキャストまで思いのまま。

さらにはベイトタックルでも投げやすいのがありがたいですよね。

ウェイト3種×12色展開で多彩に攻めろ!

サイズ&重さの組み合わせは64mm8.3g、51mm5.1g、46mm4gの全3種類。

上から64mm、51mm、46mm

フィールドの規模や性質、使っているタックルに応じた使い分けが容易なラインナップになっています。

カラーは全12色。

メガバスらしい、精巧なデザインに顔の彫り、美しいウロコ模様にはやはりメガバスの優れた塗装が際立ちます。

TAKUMI YAMAME

渓流ミノーの定番色だからこそ、高い技術力が要されるヤマメカラー。生々しい色合いが魅力的です。

TAKUMI IWANA

朱点が印象的なイワナをモチーフにしたカラー。複雑な色彩も艶かしく再現されています。

TAKUMI SAKE CHIGYO

東北以北のフィールドではド定番のサケ稚魚をモチーフにしたカラー。その繊細さには息を呑みます。

TAKUMI SETSUKI AYU

流れの強い瀬を泳ぐアユをイメージしたカラー。ハッキリとした追星は強い生命力の証です。

AL SHINY KEIMURA AYU

渓流ミノーでは定番のアルミ張り風カラー。アユをモチーフにしつつ、ローライトでも主張するケイムラカラーが配色されています。

AL INDIATOR YAMAME

アルミフィニッシュ系のヤマメカラーです。頭の先端がチャートカラーになっており、リトリーブコースも把握しやすいのが特徴です。

M KINKURO

光の透過の無いメタルカラーがベースの定番色。オールマイティにに使えますが、水中の光量が少なめのときに出番が多いかもしれません。

LZ HIGHLAND WAKASAGI II

光を強烈に反射するフラッシング系カラーをベースにしたワカサギカラーです。その輝きはまさしくワカサギそのもの!

LZ LIME BACK OB

側面はフラッシング、背中はライムチャート、ベリーにはオレンジを配色したハイアピール系カラーです。ステインウォーターでも活躍が期待できます。

LZ CHART BACK YAMAME

七色に光る体側のLZカラーにヤマメ柄をプラスしてナチュラルさを演出。背中側はチャートカラーで視認性も抜群です。

LZ PINK BACK YAMAME

リアルかつ高いフラッシング効果が期待できるLZベースのヤマメカラー。背中側のピンクは視認性に優れる一方で、トラウトから警戒されにくいとも言われています。

開発ヒストリー

ド定番スペックとなるからこそ、妥協の許されなかったグレートハンティング・ハンプバック。

その開発には3シーズンを要したそうです。

最後に、開発に携わった4名のコメントを引用します。

伊東由樹「相反する要素の両立は難しい」

【Profile】
伊東由樹(いとう・ゆき)
ご存知メガバスのCEOにして、数々の伝説的ルアーを世に生み出してきたエンジニア。かつて手掛けた初代のグレートハンティングミノーと言えば、驚きの極小インジェクションプラグとしてルアー業界に大きな衝撃を与えた。

トラウト用小型ヘビーウエイトミノーに求められる、「小粒で重い」、「流れの中でもしっかり泳ぐ」という2つの要素は、ルアー設計の観点からすると相反しやすく、両立が難しいものです。

グレートハンティングハンプバックシリーズは、この2つの要素において、従来ミノーと比較してどちらも最高峰レベルとなるものを目合して開発を進めました。

非常に難易度の高い2つの頂きを両立させつつ、負荷になりすぎない巻き抵抗や使用感を突き詰め続けた、長きにわたる開発及びテストでの答えが、ようやく世に出る運びとなります。

トラウトをやりこんだ方なら、帆布バックのアドバンテージはすぐに理解していただけると思いますし、これから本格的にトラウトを始めたい方にも使いやすい、新たなスタンダードとなる渓流ミノーです。

福山正和「開発期間、3シーズンの末…」

【Profile】
福山正和(ふくやま・まさかず)
群馬県水上町を拠点に活躍するメガバスのプロスタッフ。アパレルブランドを主宰するほか、プロスノーボーダーとしても活躍する異色のアングラー。地元河川のみならず、北海道や東北などへも精力的に足を運ぶ。

ハンプバックシリーズ、今回は流れに対して強く活きるミノーアクション、レスポンス向上を徹底的に追求しました。

今までのGHミノーに関しては流れに同調、ナチュラルなリトリーブコントロール、ソフトタッチなアクションでバイトを誘いますが、今回の3サイズは全て流れに負けないアクションを意識した設計です。

渓流シーン、特にアップストリームで流力、流芯に負けず切り込む強いアクションでアピールし、ルアーが水中で粘り、魚を少しでも長く誘い、流芯でのバイトも可能。

またダウンストリームでもきっちりと粘り、アクション姿勢をキープ。逆流力に負けず、水面から飛び出さず、しぶとくねちっこく誘う。

どちらもともに渓流シーンでは不可欠でしょう。

開発時、この流れ負けない圧倒的な強いアクションを保ちつつ、水噛みや巻き抵抗の良いバランスは何処なんだ!? と、非常に苦労しました。開発陣、プロスタッフともに同じ考えだったと思います。

流れの中ではアクションをキープできても巻き抵抗は強すぎる、巻き抵抗を軽減するとアクションが流れに負けてしまう…。

そんな試行錯誤の結果、ようやくメガバスらしい、あらゆる流れに強く、パワフルなアクションのルアーに仕上がったと思います。

3シーズン程かかり、ようやく完成しましたね…(涙)。「渓」の「流れ」なんですもの。フィールドは。

永嶋佑基「流れを制す新たな武器」

【Profile】
永嶋佑基(ふくやま・まさかず)
トラウト王国・北海道に住む若きメガバスプロスタッフ。メインエリアはブラウントラトや巨大ニジマスなどでもお馴染みの道央エリア。もちろん、季節に応じて道内各地に足を運び、日々腕を磨く。

「もう少しで…」と、思ったことは沢山あるでしょう。

それは、サイズ感であったり、飛距離、水深において、あともう少し攻めたいという、アングラーの攻めの姿勢。水圧に負けたり、飛距離が足りなかったり、どうしても届かない領域があるはずです。

北海道では、ビッグトラウトであっても、小さいものにしか反応しない場合は多々あります。

ただルアーサイズを落とせば、必然的にウェイトも軽くなり、意図するポイントに届かないのが難点でした。

しかしクラス最高峰の高比重、後方重心バランスは、狙ったポイントへのアプローチを容易にし、ハンプバックの名前の通り、セッパリで高い体高から発するフラッシングによる明滅効果により、今まで引き出せなかった魚へのアピールが可能になりました。

単にウェイトを増やすだけでなく、アクション感度やリトリーブにおいて高い操作性を実現し、ディテールもメガバスらしさを盛り込んだハンプバックシリーズが、あなたの思う「もう少し」を可能にします!

小林智徳「異次元の可能性を秘めたハンプバックシリーズ」

【Profile】
小林智徳(こばやし・とものり)
岐阜県に居を構え、長良川水系をホームグラウンドとして活躍するメガバスのプロスタッフ。アマゴ、サツキマス共に毎年素晴らしい釣果をあげていることで知られる。実はソルトルアーフィッシングにも造詣が深い。

グレートハンティング・ハンプバックシリーズの64mmサイズはホームグランドである長良川本流域の広い川幅にも対応し、クラス最高峰の高比重と後方重心で既存のミノーでは届かなかったポイントへのロングキャストが可能です。

また、圧倒的な飛距離とブレの無い安定した飛行姿勢で、着水時や初動でのラインん絡みが激減しました。

バランスの取れた泳ぎに体高を上げたボディでアピール力を増し、トゥイッチやジャークを入れることによるヒラうち、イレギュラーな動きで大型トラウトのバイトを誘発します。

また既存のミノーでは出来なかった流れの強い深瀬など淵で素早く沈めたいときなどに威力を発揮し、粘り強い泳ぎで破断しにくく、レンジコントロールも自由自在。

スレた魚など64mmで反応しない場合は、51mmモデルや46mmモデルへサイズを下げることで、スレた魚の口を使わせることも可能です。

アクション動画もチェック!

素早いフォール姿勢とスピード。そしてそこからは想像できないような軽やかなアクションは必見です!

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