マクラーレン・グループは12月13日(日)、アメリカのスポーツ・グループである『MSPスポーツ・キャピタル』が、マクラーレン・レーシングのごく少数の株式を取得したことを発表した。
MSPスポーツ・キャピタルは、マクラーレンのレーシング部門に合計で1億8500万ポンド(約256億円)の投資を行う予定であり、15%の取得株式を、2022年末までに最大33%にまで増やすという。
マクラーレン・レーシングのF1世界選手権における長期計画を強化することになるこの取引によって、同社の投資後企業価値は5億6000万ポンド(約776億円)になる。
「この投資は、マクラーレン・レーシングの進歩における重要な節目を表している」とマクラーレン・レーシングのCEOを務めるザク・ブラウンは語った。
「MSPスポーツ・キャピタルは、まず何よりもスポーツ投資家だ。彼らは市場を理解しており、彼らのチームには国際的なスポーツ資産における豊富な経験と成功実績がある」
「彼らは株主であると当時にパートナーでもある。彼らにはマクラーレン・レーシングの長期的利益のために、ネットワークと知識を活用する能力がある」
「この新たな投資は、マクラーレンをF1世界選手権とインディカーで優勝を目指す競争に復帰させるという我々の計画を支えるものだ。また我々が表彰台の頂点に戻るという使命に絶えず集中を継続するにあたっての、ポジティブな勢いを強化することになるだろう」
MSPスポーツ・キャピタル代表で、NBAのフェニックス・サンズの部分所有者でもあるジャウム・ナジャフィは、シェイク・モハメド・ビン・エッサ・アル・ハリファとともに、マクラーレン・レーシングの副会長に任命された。
「MSPのパートナーとして、The Najafi CompaniesがMSPへの支援とマクラーレンへの投資を大幅に強化することを嬉しく思う」とナジャフィは語った。
「この投資は、我々の強力な関係性と、我々がマクラーレン・レーシングチームの組織に抱いている確信を反映するものだ。私は副会長の役目を喜んで引き受け、マクラーレン・レーシングの成長と成功に貢献できることを楽しみにしている」