特殊詐欺防いだ2人に感謝状 長崎県・大村署

特殊詐欺被害を防ぎ感謝状を受けた長田さん(左)と杜さん(中央)=大村署

 大村署はこのほど、特殊詐欺被害を防いだとして、特別養護老人ホーム慈恵荘の長田円さん(42)とセブン-イレブン大村池田1丁目店マネジャーの杜東さん(30)に感謝状を贈った。
 同署などによると、長田さんは10月17日、十八親和銀行大村支店で、携帯電話で話しながら現金自動預払機を操作する80代夫婦を見掛け詐欺被害を疑った。声を掛け、警察に通報。夫婦には50万円の架空請求のメールが届いていた。
 杜さんは同日午後1時ごろ、同店で2千円分の電子マネーを購入しようとした60代女性の様子を不審に思い目的を聞いた。女性の携帯電話には高額の現金を受け取るため電子マネーで手続きするよう指示するうそのメールが届いており、メールを見た杜さんは詐欺を疑い警察に通報した。
 吉村博哉署長から感謝状を受けた長田さんは「仕事柄、高齢者と接することは多いが、声を掛けることで被害を防ぐことができて良かった」、杜さんは「店の周辺は年配の方が多いので、今後も気に掛けていきたい」とそれぞれ話した。

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