ハム宮西は前人未踏の大記録、巨人菅野はダブルの節目【20年の投手達成記録】

日本ハムの宮西尚生(左)と巨人の菅野智之【写真:石川加奈子、読売巨人軍提供】

350ホールド達成のハム宮西は700試合登板の節目も

コロナ禍によって開幕が3か月遅れ、120試合に短縮された2020年のプロ野球。それでも選手たちの奮闘ぶりは変わらず、多くのマイルストーン(節目の記録)が達成された。投手では、勝利数は登板数、奪三振数などで節目の記録が達成されている。各部門別に見ていこう。

○700試合登板
宮西尚生(日本ハム)7月29日・オリックス戦(札幌ドーム)17人目

○500試合登板
益田直也(ロッテ)8月28日・オリックス戦(京セラD大阪)102人目

○100勝
菅野智之(巨人)10月6日・DeNA戦(東京ドーム)138人目

○100セーブ
益田直也ロッテ)8月7日・オリックス戦(京セラD大阪)33人目
森唯斗(ソフトバンク)10月11日・ロッテ戦(PayPayドーム)34人目

○350ホールド
宮西尚生(日本ハム) 8月12日・ロッテ戦(ZOZOマリン)プロ野球初

巨人のエース菅野が、プロ野球史上初の開幕戦からの13連勝を達成した一戦で、通算100勝の節目にも到達。日本ハムの宮西は前人未踏の350ホールドを達成。鉄腕リリーバーは投げるたびに記録を更新する。登板数は700を超え、今季は734試合まで伸ばして史上12位に。来季は10傑入りも視野に入る。

鷹千賀は歴代2位のスピード記録となる1000奪三振

○2000投球回
岸孝之(楽天)10月22日・オリックス戦(楽天生命パーク)90人目

○1500投球回
西勇輝(阪神)10月2日・巨人戦(甲子園)179人目

○1500奪三振
内海哲也(西武)8月22日・オリックス戦(京セラD大阪)56人目

○1000奪三振
千賀滉大(ソフトバンク)11月4日・ロッテ戦(ZOZOマリン)151人目

楽天の岸が90人目となる2000投球回に到達。西武移籍後初勝利を挙げた内海は、1500奪三振も達成した。ソフトバンクの千賀は1000奪三振。855回1/3での到達は、野茂英雄氏の871イニングを上回るパ・リーグ最速、歴代2位のスピード記録となった。(Full-Count編集部)

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