五島ヌーボー4種発売 地元産のブドウやツバキ酵母

五島産のブドウを使用したワインをPRする境目社長(右)と、試飲する野口市長=五島市役所

 長崎県五島市上大津町の五島ワイナリー(境目権二社長)は18日、夏に収穫した五島産ブドウを使った今年の新酒ワイン「五島ヌーボー」4種を発売した。ロゼワインは、島に自生するヤブツバキから採取した「五島つばき酵母」で仕込んでいる。
 ロゼは「キャンベル・アーリー2020」とスパークリングタイプの2種で、フレッシュな果実の香りやすっきりした味わいが特長という。白ワインは、今年初めて五島産ブドウ100%で醸造した「ナイアガラ オリジナル2020」と、スパークリングタイプがある。それぞれ2千~2700円(税抜き)。市内の酒店や土産店の他、インターネットでも販売する。
 境目社長は17日、市役所に野口市太郎市長を訪ね、新酒の完成を報告。試飲した野口市長は「舌触りが柔らかくおいしい。五島生まれ五島育ちのワインを、多くの人に飲んでほしい」、境目社長は「コロナ禍なので、それぞれの家庭で楽しんでほしい」とPRした。

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