アウェーの「ありがとうサービス夢スタジアム」（愛媛県今治市）には大勢の相模原サポーターが駆け付け、J2昇格の瞬間を見届けた。2008年の設立当初から応援してきた会社員の座間哲也さん（49）＝相模原市南区＝は「言葉にならない。13年間、勝てないことが多くても、とにかく楽しもうと思ってきた。ずっと応援してきてよかった」とうれし涙を流した。
スポンサーを務める建設会社社員の大空正木さん（48）は、娘の千誉さん（11）とともに相模原市内から車で来場。「きょうは勝っても負けても最終節を見ようと思った。娘もゴールシーンを見て喜んでくれてよかった」と実感を込めた。
チームは今季、19戦負けなしの快進撃で悲願を達成。元日本代表のGK川口能活氏が加入して以来のファンという自営業の井上しんさん（33）＝東京都＝は「今年の選手たちは自信を持ってプレーしているのが感じられた。苦しい時こそ、拍手に思いを込めて伝えてきた。実ってよかった」と安堵（あんど）した。
