湯煙が似合うクリスマスツリー 神奈川・JR湯河原駅前、27日まで

温泉をイメージしたクリスマスツリーから湯煙が上る演出も行われる=JR湯河原駅前広場

 地元住民や観光客にクリスマスシーズンを楽しんでもらおうと湯河原町商工会青年部が、JR湯河原駅前広場(神奈川県湯河原町土肥)に「温泉」や「和」をイメージしたクリスマスツリーを設置している。27日まで。

 ツリーは高さ約4.5メートル。同部のメンバーが3日間かけ、モミの生木に傘や扇子、縄などを使って和風に飾り付けた。温泉の湯船をイメージして木おけで囲んだほか、午前11時、午後3時、同6時の3回はスモークを使って「湯煙」を表現する演出も行われる。

 期間中は赤や黄色、緑など、色とりどりの光でライトアップされる。18日には、県などの取り組み「BLUE FRIDAY」に合わせ、医療・介護従事者への感謝の思いを示す青色に点灯される。

 ツリーの設置は、同部の50周年記念事業。1971年に設立された同部は、50周年を迎える来年に向け、記念誌の作成なども予定している。

 今月15日夜、点灯式に参加した冨田幸宏町長は「湯河原の観光や経済を今後も引っ張ってほしい」と激励。同部の島袋克也部長(40)は「地域で協力して困難を乗り越え、次の50年につないでいきたい」と話している。

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