【21日(月)の天気】日本海側の雪は峠越えるも交通障害などに注意 太平洋側は乾燥した晴天

 きょう21日(月)は、日本海側の雪も峠を越え、午後は止む所が多くなる見込み。ただ、週末に大雪となった地域を中心に、引き続きなだれや除雪中の事故などに注意が必要だ。太平洋側は晴れて、空気の乾燥が進みそう。
 気温は、この時季としてはまだ低く、きょうも防寒対策が必須だが、今週は週の後半にかけて寒さが緩む傾向で、クリスマス頃は気温が平年を上回る見込み。

日本海側の雪は次第に弱まる 北陸では雪から雨に

 日本付近の冬型の気圧配置は次第に緩む見込み。
 日本海側の雪も午後には止む所が多く、北陸周辺では夕方頃には雪から雨に変わり、雷を伴う所がありそうだ。

 ただ、日本海側では積雪が平年を大きく上回っている所が多く、青森・新潟・群馬の山間部では一部で2メートルを超えている。
 雪の降り方が弱まっても、引き続きなだれや積雪や路面の凍結による交通障害、除雪中の事故などに十分な注意が必要だ。

太平洋側は晴れて 空気カラカラ

 太平洋側では、きょうも広く晴れる見込み。太平洋側や九州では乾燥注意報の出されている所が多く、空気の乾燥が進みそうだ。暖房器具の使用が欠かせない寒さが続いており、火の取り扱いには注意したい。

きょうは、まだ真冬の寒さの所も

 今朝も、全国的にこの時季としては冷え込んでいる。最高気温はきのう20日(日)よりも高い所が多くなるものの、まだ平年並みか平年を下回り、真冬並みの寒さの所もある見込み。きょうは二十四節気の「冬至」だが、防寒対策をしっかりとして過ごし、夜はゆず湯で温まるなど体調管理に気を付けたい。

<21日の予想最高気温(前日差)>
札幌 0℃(+3℃) 平年並み
仙台 3℃(+3℃) 真冬以下
東京 10℃(+1℃) 平年並み
名古屋 8℃(-1℃) 真冬並み
大阪 10℃(+2℃) 平年並み
福岡 10℃(±0℃) 真冬並み
那覇 20℃(+1℃) 平年並み

今週後半は寒さ緩む

 週間予報を見てみると、あす22日(火)以降は次第に寒さが緩みそうだ。
 今週後半は、関東から西で最高気温が15℃前後まで上がる予想で、クリスマス頃は朝晩の冷え込みも弱まる見込み。

(気象予報士・海老原美代子)

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