レッドブル・ホンダF1のレギュラーから外れたアルボンがコメント「辛いが諦めない。2022年復帰を目指す」

 レッドブル・ホンダF1の2021年シートを失ったアレクサンダー・アルボンが、12月20日、コメントを発表した。レッドブルは、マックス・フェルスタッペンのチームメイトにセルジオ・ペレスを抜擢、アルボンはテスト&リザーブドライバーとしてチームに残す旨、18日に発表した。

 一時レッドブルジュニアプログラムのメンバーである時期もあったアルボンは、2018年のFIA-F2選手権でランキング3位を獲得した後、2019年にトロロッソ(現アルファタウリ)からF1デビューを果たした。シーズン半ばにピエール・ガスリーと交代する形でレッドブル・レーシングに昇格。2020年には2回表彰台を獲得したものの、フェルスタッペンとのパフォーマンス差を縮めることができず、2020年末でレギュラーシートを失う結果になった。

2020年F1第15戦バーレーンGP マックス・フェルスタッペン(レッドブル・ホンダ)が2位、アレクサンダー・アルボン(レッドブル・ホンダ)が3位を獲得

 レッドブル代表クリスチャン・ホーナーは、アルボンはレッドブルファミリーにおいて貴重なメンバーであり、レギュラーから外すという決断を下すのは簡単ではなかったと語っている。チームに残ったことで、アルボンが将来再びレギュラードライバーに復帰する可能性も残っているものと考えられる。

「嘘はつけない。もちろん辛い気持ちだ。全力を尽くしたけど、十分ではなかった」とアルボンはInstagramを通してコメントした。

「今年一年、僕を支えてくれた全ての人、特にタイのファンに心から感謝する。いろいろな意見がある中、いつも皆さんが僕を後押ししてくれた」

「僕は諦めていない。このことに人生を捧げてきたんだ。ここでやめたりはしない。より一層努力し、2022年に戻ってきてタイのために走ることに力を注ぐ」

 親しい友人でウイリアムズに所属するジョージ・ラッセルは、「君は戻ってくる」とTwitterを通して応援の言葉を贈っている。

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