約20年ぶりに開花!アツバキミガヨラン 住民「植物の不思議感じた」

 【名護】沖縄県名護市許田でこのほど、「リュウゼツラン」の遠い親戚に当たる「アツバキミガヨラン」とみられる花が咲いた。周辺住民によると、約20年ぶりの開花だという。海洋博公園によると、「リュウゼツラン」は40~50年ごとに開花するが、「アツバキミガヨラン」はそれほど開花のスパンは開かないという。ランは区内の道端に2株自生しており、高さ約2メートル。1株は11月上旬、もう1株が同下旬に開花した。

 同区の長嶺将成さん(58)によると、2001年以来の開花だという。長嶺さんは「満月の夜に咲き、植物の不思議を感じた」と話した。前回の開花を見た母・富子さん(94)は「20年も間隔が開いたとは思わず、珍しいと思った」と語った。

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