殿堂入りしていないベストナイン ボンズらが選出

メジャーリーグ公式サイトのマット・ケリーはアメリカ野球殿堂入りしていない名選手によるベストナインを選出する特集記事を公開した。殿堂入り投票の対象となる引退後5年以上が経過した選手のみが対象となっており、ジョー・マウアー、エイドリアン・ベルトレイ、イチロー、デービッド・オルティス、CC・サバシアらは除外されている。歴代最多の通算762本塁打を放ったボンズ、歴代最多のサイ・ヤング賞7度を誇るロジャー・クレメンスなど豪華な顔ぶれとなった。

今回の特集では、捕手、一塁手、二塁手、三塁手、遊撃手、指名打者は各1名、外野手はポジション別に合計3名、先発投手と救援投手は右腕と左腕をそれぞれ1名ずつ選出。よって、トータルで13名の選手がベストナインに名を連ねている。ここでは各選手の通算成績と殿堂入り投票の結果を紹介しよう。

捕手:ビル・フリーハン
1591安打 打率.262 200本塁打
758打点 24盗塁 OPS.752
※1982年(初年度)得票率0.5%で脱落

一塁手:ラファエル・パルメイロ
3020安打 打率.288 569本塁打
1835打点 97盗塁 OPS.885
※2014年(4度目)得票率4.4%で脱落

二塁手:ルー・ウィテカー
2369安打 打率.276 244本塁打
1084打点 143盗塁 OPS.789
※2001年(初年度)得票率2.9%で脱落

三塁手:ディック・アレン
1848安打 打率.292 351本塁打
1119打点 133盗塁 OPS.912
※15年完走:1996年の得票率18.9%が最高

遊撃手:オマー・ビスケル
2877安打 打率.272 80本塁打
951打点 404盗塁 OPS.688
※現在も資格あり:3度目の前回は得票率52.6%

左翼手:バリー・ボンズ
2935安打 打率.298 762本塁打
1996打点 514盗塁 OPS1.051
※現在も資格あり:8度目の前回は得票率60.7%

中堅手:ケニー・ロフトン
2428安打 打率.299 130本塁打
781打点 622盗塁 OPS.794
※2013年(初年度)得票率3.2%で脱落

右翼手:シューレス・ジョー・ジャクソン
1772安打 打率.356 54本塁打
792打点 202盗塁 OPS.940
※「ブラックソックス事件」によって永久追放

指名打者:ハル・マクレー
2091安打 打率.290 191本塁打
1097打点 109盗塁 OPS.805
※1993年(初年度)得票率0%で脱落

先発右腕:ロジャー・クレメンス
354勝184敗0セーブ 防御率3.12
4916回2/3 奪三振4672 WHIP1.17
※現在も資格あり:8度目の前回は得票率61.0%

先発左腕:ヨハン・サンタナ
139勝78敗1セーブ 防御率3.20
2025回2/3 奪三振1988 WHIP1.13
※2018年(初年度)得票率2.4%で脱落

救援右腕:ダン・クイゼンベリー
54勝46敗244セーブ 防御率2.76
1043回1/3 奪三振379 WHIP1.18
※1996年(初年度)得票率3.8%で脱落

救援左腕:ビリー・ワグナー
47勝40敗422セーブ 防御率2.31
903回 奪三振1196 WHIP1.00
※現在も資格あり:5度目の前回は得票率31.7%

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