BMW、電気自動車初のSAV『iX』のオンライン先行予約を開始。2021年秋導入へ

 BMWは、2021年秋に正式導入を予定する電動ブランド“BMW i”初のSAV(スポーツ・アクティビティ・ビークル)、新型『BMW iX』の先行予約注文を、12月16日よりBMWオンライン・ストア(https://online-store.bmw.co.jp/)で開始したとアナウンス。納車開始は2021年秋以降を予定するが、この予約特典として日本導入時の早い段階での納車が約束されるという。

 シティコミューターの『i3』、スーパースポーツの『i8』に続く第3のモデルとして、BMWは電動モビリティのiブランドにSAVを加える計画で、この新型『BMW iX』は電気モビリティ分野における新技術のフラッグシップと位置付けられる。

 成功を収めたSAVラインアップに対し「インテリアの広さと快適性に明確に焦点を当てて再定義した」と謳われる『iX』は、中軸車種『X5』の全長と全幅、『X6』の全高、そして旗艦『X7』のホイールサイズによるパワフルなプロポーションを実現。5名乗車での高級感と、ラウンジのような雰囲気によるリラックスした空間感覚を追求した。

 まだスペックは暫定ながら、第5世代BMW eDriveテクノロジーを搭載したパワートレインは、最高出力370kW(500PS)以上を発生する2基の電気モーターにより、0~100km/h加速を5秒未満でこなすパフォーマンスを有する。

 同時に、複合電力消費は21kWh/100km未満(WLTP試験サイクル)となり、エネルギー含量100kWh以上の高電圧バッテリーにより、600km以上の航続距離が確保される。

 環境負荷に配慮し、レア・アースとして知られる原材料を使用せず生産された電気モーターや、高いリサイクル率を誇る高電圧バッテリーは、最先端充電テクノロジーにより長距離走行に最適化。200kWまでのDC高速充電によって、バッテリー容量の10~80%まで40分で充電することができ、10分の高速充電で航続距離を120km延長することが可能となっている。

中軸車種『X5』の全長と全幅、『X6』の全高、そして旗艦『X7』のホイールサイズによるパワフルなプロポーションを実現したと謳われる
第5世代BMW eDriveテクノロジーを搭載したパワートレインは、最高出力370kW(500PS)以上を発生する2基の電気モーターにより、0~100km/h加速を5秒未満でこなすパフォーマンスを有する

■インテリアはゆとりの空間を演出

 また、キャラクターラインを減らしたミニマムなデザインのエクステリアは、アルミスペースフレーム構造とカーボンケージによる軽量化や、前後のアンダーフロア、そしてホイールハウスの入念なエアロダイナミクス対策により空気抵抗を軽減し、Cd値(空気抵抗係数)0.25という傑出した数値を達成。オプションで21インチおよび22インチのエア・パフォーマンス・ホイールも用意される。

 センタートンネルのないインテリアでは、ゆったりとした空間、高品質素材の組み合わせ、スリムなダッシュボード、ヘッドレストが一体化された新開発のシート、およびひときわ大型のパノラミック・ガラス・ルーフによってゆとりの空間演出がなされる。

 視界に入らないように統合されたスピーカー、複雑なデザインのエア吹き出し口、ダッシュボードの表面にシームレスに統合されほとんどわからないBMWヘッドアップ・ディスプレイのプロジェクターに加え、そこに醸し出される先進感を象徴するのがブランド初採用となる六角形のステアリング・ホイールとなる。

 すでにBMW Japan公式webサイト上(https://www.bmw.co.jp/ja/all-models/bmw-i/bmw-ix/2020/Highlights.html)で詳細情報が公開中の新型『BMW iX』は、前述のとおりBMWオンライン・ストア(https://online-store.bmw.co.jp/)にて、プレオーダーが開始されている。

「インテリアの広さと快適性に明確に焦点を当てて再定義した」室内は、ラウンジのような雰囲気によるリラックスした空間感覚を追求
第5世代BMW eDriveテクノロジーを搭載したパワートレインは、最高出力370kW(500PS)以上を発生する2基の電気モーターにより、0~100km/h加速を5秒未満でこなすパフォーマンスを有する

BMW カスタマー・インタラクション・センター:フリーダイヤル:0120-269-437
BMW インターネット・ウェブサイト:http://www.bmw.co.jp

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