4県議のコロナ感染 「県民におわび」 議長が陳謝

 瀬川光之県議会議長は21日、定例記者会見を開き、長崎県議4人が新型コロナウイルスに感染したことに触れ、「(18日の定例県議会最終本会議は)11人が欠席する異例の事態の中で閉会となった。県民の皆さまにおわび申し上げる」と陳謝した。
 これまでに県議会では新型コロナ感染拡大防止策として▽会食の際は、大皿、お酌、回し飲みを避ける▽店舗での飲食は大人数での利用を避ける▽カラオケや2次会の自粛-などを申し合わせている。瀬川議長は4人の感染を受け、21日付で、申し合わせ事項の徹底を全県議にメールで通達したことを明らかにした。
 また、九州新幹線長崎ルートの問題を巡り、佐賀県議会との連携に言及。「両議会で議論する場を設けることを提案し、前向きな答えをもらった」とし、来年のできるだけ早い時期に「まずはそれぞれの立場を理解するという歩み寄りができるような会合を設けたい」と語った。
 県議会事務局によると、両議会の懇談会は2009年度までは年に一度開催されていたという。


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