小池都知事が緊急会見で訴え 年末年始は「ステイホーム」を

東京都内で12月21日、新たに確認された新型コロナウイルスの感染者は392人で、月曜日としてはこれまでで最も多い人数となりました。東京都の小池知事は緊急会見を開き、年末年始について「年末年始は命を優先してほしい」と呼び掛け、対策強化を打ち出すととともにステイホームへの協力を訴えました。

東京都は酒類を提供する飲食店やカラオケ店への営業時間の短縮要請といった対策を打っていますが、感染者は19日が736人、20日も556人と高い水準で増え続けています。年末年始の医療体制の確保が課題とされる中、小池知事は緊急の記者会見を開き、支援策を強化する方針を発表しました。12月29日から年明けの1月3日まで、検査や診療に当たる医療機関と、連携して営業する調剤薬局に1日3万円の協力金を支給するなど、支援を充実させます。小池知事は会見で「年末年始に患者を受け入れる都内の医療機関に対し、重症患者1人につき1日30万円、軽症・中等症の患者1人につき1日7万円を支援し、医師・看護師をはじめとする医療従事者の苦労に報いたい。医療提供体制は医療従事者の献身的な頑張りにかかっていると言っても過言ではない」と述べました。また、クリスマスや年越し、お正月の過ごし方として、不要不急の外出を避けて家で過ごす「ステイホーム」を都民に広く呼び掛けました。

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