「記憶に残る大失敗走塁」とは? 上原氏の“伝説的牽制”などMLB公式が選出

Rソックス時代の上原浩治氏(左)【写真:Getty Images】

MLB公式が「史上最も記憶に残る大失敗走塁」を特集

MLB公式サイトはオフシーズンに入り様々な企画を展開してきたが、今回は「史上最も記憶に残る大失敗した走塁」を特集。上原浩治氏がワールドシリーズで見せた“伝説牽制”の餌食になった走者、今季阪神を退団したジャスティン・ボーア内野手などがランクインしている。

MLB公式サイトはなぜ? と頭を抱えてしまう大失敗走塁を厳選し「ときに選手たちはまぬけな、わけのわからない、『彼はいったいなにを考えているんだ』というようなミスを犯す」と紹介。その中にはレッドソックス時代の2013年に抑えとしてワールドシリーズ制覇に貢献した上原氏の餌食となった選手の姿もあった。

同年のカージナルスとのワールドシリーズ第4戦。守護神としてマウンドに上がった上原氏は9回2死一塁の場面で一塁走者のウォンを牽制でアウトを奪いゲームセット。牽制死での試合終了はワールドシリーズ史上初の“快挙”だった。

二塁狙うも一塁へ帰塁→再び二塁へ到達→セーフなのに塁を離れアウト

その他にも阪神を退団したボーアはエンゼルス時代に“ドタバタ珍走塁”を犯している。2019年4月13日(日本時間14日)の敵地カブス戦の初回。右翼線へ痛烈な打球を放つと巨体を揺らしながら猛ダッシュ。二塁を狙いかけたが右翼手がクッションボールをスムーズに処理するのを見ると、慌てて一塁にヘッドスライディング。

だが、ワンバウンドの送球がボーアの右足のスパイクの裏を直撃。一塁ダグアウト方向に跳ね返るのを見ると、改めて二塁へ。捕手のコントラレスが二塁に矢のような送球を送る中、ボーアは今度は足からスライディング。タイミング的にはアウトだったが、ベースカバーに入ったバエスが最初のタッチに確信が持てなかったのか、2度、3度とタッチを繰り返す中、塁審はセーフの判定を下した。

ドタバタの展開にバエスは審判にリプレーによる再審を要求。ボーアはなぜか憮然とした表情でダグアウトに引き返し背中にタッチされアウトが成立した。

展開が追いつかない状況の中、アウトとなったボーアに記事は「奇妙な一連の流れを経て、恥ずかしい結末を迎えることになった」と、“珍走塁”を振り返っていた。

【動画】上原氏の“伝説牽制”にボーアのドタバタ劇… MLB公式が選出した記憶に残る大失敗走塁

【動画】上原氏の“伝説牽制”にボーアのドタバタ劇… MLB公式が選出した記憶に残る大失敗走塁 signature

(Full-Count編集部)

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