ロイヤルズが39歳のベテラン右腕・ウェインライトに興味

メジャーリーグ公式サイトのジョン・ポール・モロシによると、ロイヤルズはカージナルスからFAとなった39歳のベテラン右腕アダム・ウェインライトに興味を示しているようだ。ウェインライトは2005年のメジャーデビュー以来カージナルス一筋でプレーしているが、ロイヤルズのマイク・マシーニー監督は2012年から2018年途中までそのカージナルスで監督を務めていた。ウェインライトはカージナルスを離れ、もう1つのミズーリ州のチームでプレーすることになるのだろうか。

今オフのロイヤルズは積極的な補強を見せており、すでにマイク・マイナー、カルロス・サンタナ、グレッグ・ホランド、マイケル・A・テイラーと契約を結んでいる。若手の多い先発ローテーションに経験豊富なベテランを加えるべく、ウェインライトの調査を進めているようだが、モロシは「ロイヤルズはウェインライト獲得レースのフロントランナーではないように見える」と指摘。もちろん、獲得レースの本命と目されているのは、ウェインライトが15年間のメジャー生活を捧げてきたカージナルスだ。

今季のウェインライトは、10試合に先発して65回2/3を投げ、5勝3敗、防御率3.15、54奪三振と安定したピッチングを披露。自身の39歳の誕生日を含む2度の完投勝利(リーグ最多タイ)をマークし、ベテラン健在を存分にアピールした。メジャー15年間で通算167勝を記録。2009年と2013年には最多勝のタイトルを獲得し、19勝以上を挙げた4度のシーズンはいずれもサイ・ヤング賞の投票でトップ3にランクインしている(2位が2度、3位が2度)。

ウェインライトはカージナルス残留が第1希望であることを明言しており、他球団からのオファーに耳を傾けるのはカージナルスからの正式なオファーが届いてからになるだろう。カージナルスから満足のいくオファーが得られない場合は、再びマシーニーの下でプレーすることを選択する可能性もあるかもしれない。

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