暫定開業までに整備方式決定を 未着工区間でJR九州社長

 JR九州の青柳俊彦社長は22日の定例会見で、九州新幹線長崎ルートの未着工区間(新鳥栖-武雄温泉)の整備方式について、2022年秋の武雄温泉-長崎の暫定開業までに決定すべきとの考えを明らかにした。
 青柳社長は「(未着工区間が)将来どうなるのか不安を抱えたまま部分開業をするべきではないと思っている」と述べた。
 未着工区間を巡っては、佐賀県と国土交通省がフル規格やミニ新幹線など五つの整備方式について協議中。JR九州と長崎県はフル規格を求めているが、佐賀県は並行在来線の経営分離や財政負担など複合的な課題があるとして反対している。

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