【日本の美味探訪】心に残る福井県のご当地グルメ3選

北から南まで全国47都道府県、日本には各土地の気候や文化に根付いたおいしいものがたくさんあります。この土地では何がおいしいの?ご自慢の郷土食は?旅に出たら、あなたの住んでいるエリアでは味わうことができない未知の美味を味わいたいですよね。あなたの旅がより楽しいものになるように、全国47都道府県各々のご当地グルメを3つセレクトしてみました。今回は福井県です。

甘えび

福井県のおいしいものとは?

「幸福度ランキングナンバーワン(日本総合研究所「全47都道府県幸福度ランキング2018年版」)」で3回連続1位を獲得している福井県。福井県民は、教育、仕事、生活に満足し、福井県を愛しています。しかも福井といえば名だたる海の幸があり、越前ガニや若狭ふぐ、若狭ぐじ、甘エビ、越前ガレイ、アオリイカ、ヤリイカと福井ブランドのグルメがそろっています。大根おろしを添えた越前そばは、福井県民のソウルフード。充実した食にも満足して、幸福なのは間違いないですね。

福井県グルメはたくさんありますが、あなたがおさえておくべき美味とは。

若狭地方

「へしこ」実はパスタやピザにもあう

若狭地方の伝統食、魚の糠漬けの「へしこ」。その語源は、漁師ことばに鯖を木樽に漬け込むことを「圧し込む(へしこむ)」といい、なまってへしこになったいわれています。糠漬けの魚は、若狭では鯖、鰯、いか、はたはた、ふぐなどを使って作りますが、特に鯖や鰯が代表的。糠をつけたまま軽く炙ると香りが増し、辛口の日本酒にぴったり。パスタやピザの具にも良く、独特の珍味は、全国的にも人気が高まっています。

■参照記事

若狭美浜>グルメ>美浜のへしこまるわかり!>へしこ豆知識

https://youtu.be/TWCLLLOY_Jo

動画で観る福井 「若狭伝統の保存食 へしこ 」/公益社団法人福井県観光連盟

【食べられるところ】

へしこ | 福井の旬の食カレンダー | グルメ | 福井県観光情報ホームページ

http://www.fuku-e.com/200_gourmet_calendar/24_heshiko/index.php?proc=l&pages;=10

など

大野市

「醤油カツ丼」日本人なら醤油味に心が動く

大本山永平寺御用達「野村醤油」の醤油カツ丼のタレにより、2010年「醤油カツ丼」が誕生。その名も「SK(エスケー)」です!カツや野菜の素材を活かす醤油タレ、あっさりとした味わいが醤油カツ丼の特徴。醤油好きな我々日本人には、気になるご当地グルメですね。メディアでも取り上げられ、醤油カツ丼目当てに大野市を訪れるファンが急増中。

https://youtu.be/yLhXq37fzKM

【ご当地グルメ】醤油かつ丼(福井県)のレシピ/ロカルご当地グルメ料理動画

福井市ほか全域

「ソースカツ丼とおろしそば」ご当地グルメの夢の組み合わせ

福井名物の「ソースカツ丼」ももちろん健在。しかも福井県ご自慢の「おろしそば」とセットもできます。ガッツリと食べたいあなたには、福井県民ご自慢の2大グルメをセットでいただきましょう。

https://youtu.be/FVevwQ2F44Q

動画で観る福井 福井名物「ソースカツ丼」/公益社団法人福井県観光連盟

【食べられるところ】

醤油カツ丼 - 越前おおの観光ガイド - 大野市観光協会

https://www.ono-kankou.jp/tourism/eat.php?cd=45

醤油カツ丼 | ご当地&B級グルメ | 福井県観光情報ホームページ

http://www.fuku-e.com/190_local_gourmet/11.php

ソースカツ丼 | ご当地&B級グルメ | 福井県観光情報ホームページ

http://www.fuku-e.com/190_local_gourmet/02.php

など

越前町

「越前ガニ」皇室に献上されている唯一の蟹

ブランド蟹の最高峰「越前ガニ」。全国各地にある蟹の中でも越前ガニのおいしさに優るものはなく、皇室に献上されている唯一の蟹。雄のズワイガニは「越前ガニ」、雌は「セイコガニ」と呼ばれます。蟹の足には繊細で甘みがある身がぎっしりと詰まり、甲羅の中には濃厚なカニ味噌がたっぷり。おいしい蟹を食べ始めると、誰もが無口になって、蟹に夢中になりますよね。越前ガニやセイコガニで無口になりたいものです。

■参照記事

越前かにとは | おいしいかに「越前ガニ」を福井県から通販・販売!

「セイコガニ」赤いダイヤつき

「セイコガニ」と呼ばれる雌のサイズは雄ガニの3分の1ほどですが、雌ですから卵を持っています。おなかに抱える外子(そとこ=受精卵)と内子(うちこ=卵巣)がお楽しみで、「赤いダイヤ」と呼ばれるほどのおいしさ。雄のカニは足を食べ、雌のカニは甲羅の中身を食べるといわれます。そのため、「雌のセイコガニが好き!」というファンも多いのです。

「カニ飯」カニの香りと旨味

セイコガニをさばき、切れ目を入れた足と外子、内子、醤油と酒を適量入れて炊き上げたカニ飯。カニの香りと旨味をご飯がしっかり受け止めています。これは贅沢ですね。駅弁大会で毎回上位にランクインするのが「越前かにめし」で、カニ飯ファンが多いことがわかります。

「開高丼」海の宝石箱

「開髙丼」は、作家の故開高健氏のために、温泉宿「こばせ」発案されたメニュー。炊きたてのコシヒカリ2合にセイコガニ8杯をちりばめた、大変贅沢で豪快などんぶり。開高氏は「海の宝石箱だ」と味わい平らげたそうですが、2~4人分のボリュームがあります。セイコガニは資源保護により、漁期が11月6日~12月末までのため、開髙丼は1年でたった50日間だけの提供。開髙丼ファンが多いため、予約が必要です。

■参照記事

ズワイガニ、セイコガニ - ほやほや福井

https://youtu.be/rMdi7UFxMZA

動画で観る福井 「冬の味覚の王様! 越前がに」/公益社団法人福井県観光連盟

【食べられるところ】

越前がに 昼食 夕食 日帰り食事 福井県

http://www.c-fukui.jp/echizenkani2.html

越前がにのまち越前町|えちぜん観光ナビ

https://www.town-echizen.jp/spot/spot04.php

開高丼 こばせ

http://kobase.net/e-kani.html

など

写真提供:公益社団法人福井県観光連盟

今回は、福井県のご当地グルメの一部をご紹介しました。ご当地グルメには、各地の名産や文化が詰まっています。ぜひ、旅の思い出に味わってください。まだ出かけるのが不安というあなたは、通販で取り寄せできるお店もありますから、ご自宅で楽しむのも良いかもしれませんね。

注意:2020年12月現在の情報になりますので、店内での飲食ほか詳細につきましては、直接店舗へお問い合わせください。

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