<レスリング>アジア予選は4月9~11日(カザフスタン)、世界予選は5月6~9日(ブルガリア)に変更…UWWが発表

 世界レスリング連盟(UWW)は12月22日、東京オリンピック予選ほかの大会日程を変更し、各国に通達するとともにホームページで発表した。アジア予選は3月末の中国・西安から4月9日(金)~11日(日)にカザフスタン・アルマトイで行われることになった。2月中旬にアルマトイで予定されていたアジア選手権も、同所で4月12日(月)~17日(土)に変更された。

 4月29日~5月2日にブルガリア・ソフィアで予定されていた世界最終予選は、1週間ずらして5月6日(木)~9日(日)に同所で開催と変わった。

 他大陸では、3月初めにモロッコ・アルジャディーダで予定されていたアフリカ&オセアニア予選を4月2日(金)~4日(日)に変更。アフリカ選手権が同所で4月6日(火)~11日(日)に行われる。オセアニア選手権は実施されない。

 欧州予選は同じ日程(3月18~21日、ハンガリー・ブダペスト)だが、2月にポーランド・ワルシャワで予定されていた欧州選手権は4月19日(月)~25日(日)に同所で行う。

 アジアとアフリカ&オセアニアの予選と選手権を同じ場所で連続して行うように変更した理由は、1度の移動によって感染の可能性を減らすことと、各国協会の経費削減のため。欧州は出場選手が多いことが予想され、同時にやると「密」の状態になる可能性が高いので分離した。

 世界予選の日程を変えたのは、ビザ取得や検疫、アンチドーピングテストの結果報告に十分な時間を確保するため。6月に予定されているランキング大会の「ポーランド国際大会」は、予定通り6月8日(火)~13日(日)にポーランド・ワルシャワで行われる。

 新しい大会日程は下記の通り(茶太字は日本が参加予定の大会)。すべての大会の期日と場所は「進行中のCOVID-19パンデミックにより、開催国の状況と、UWWのイベント開催に関する厳格な衛生ガイドラインに基づいて、変更される可能性があります」とされている。


3月18(木)〜21日(日):オリンピック欧州予選(ハンガリー・ブダペスト)

4月2日(金)〜4日(日):オリンピック・アフリカ&オセアニア予選(モロッコ・アルジャディーダ)

4月6(火)〜11日(日):アフリカ選手権(モロッコ・アルジャディーダ)

4月9日(金)~11日(日):オリンピック・アジア予選(カザフスタン・アルマトイ)

4月12日(月)〜17日(土):アジア選手権(カザフスタン・アルマトイ)

4月19日(月)〜25日(日):欧州選手権(ポーランド・ワルシャワ)

5月6日(木)〜9日(日):オリンピック・世界最終予選(ブルガリア・ソフィア)

5月27日(木)〜30日(日):パンアメリカン選手権(ブラジル・リオデジャネイロ)

6月8日(火)〜13日(日):ポーランド国際大会=ランキング大会(ポーランド・ワルシャワ)

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