【新日本】棚橋がエースの決意「もう1度プロレスの希望に」 オーカーンは「負けたら犬にしてやる」と挑発

左から棚橋、オーカーン

新日本プロレス来年1月4、5日東京ドーム大会の全体会見が23日に行われ、初日1・4で棚橋弘至(44)と激突するグレート―O―カーンが唯我独尊な挑発劇を繰り広げた。

10月に凱旋帰国しウィル・オスプレイ(27)と新ユニット「ジ・エンパイア」を結成したオーカーンは、ドーム決戦で棚橋とスペシャルシングルマッチに臨む。棚橋からは戦前「付け人に戻してやる」と、過去を掘り起こされるかのような挑発を受けたが、この日の会見では「ひれ伏せ、愚民ども。頭が高い」と報道陣を支配した上で独演会を敢行。

「付け人がどうとかほざいてくれたな、棚橋。ならば貴様が負けたあかつきには、エンパイアに入って犬にでもなってもらおうか」と要求した。

前哨戦では棚橋の古傷・左膝に集中砲火を浴びせ続けている。「なぜ余が再三にわたって膝を壊したかわかるか? 膝が痛くて立てないんだろ? 良かったじゃないか。今後は四つん這いで過ごせるぞ。負け犬でもマスコットキャラくらいになれるだろ? 棚橋ごときを支持している愚民ども、覚悟しておけ。発情期の雌犬のようにべろべろと、余の靴を舐めさせてやるよ」と不敵な笑みを浮かべた。

一方の棚橋は「2009年に武藤(敬司)選手に勝って、エース宣言をして早12年。エースという肩書は残ってますが、コンディション的にはあまりよくない。もちろん悔しいです。2020年が大変な年になって、こういう状況で奮起しないで何がエースだと。もう1度新日本プロレスを建て直すために、2021年、もう1度新日本プロレスの希望になります」と逆襲宣言。エース復権のために、犬にも踏み台にもされるわけにはいかない。

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