東京オリパラ組織委・中村英正GDO 佐々木氏起用の理由語る

記者会見する野村萬斎(右)と佐々木宏氏(代表撮影)

東京五輪・パラリンピック組織委員会は23日、1年延期となった東京五輪の開会式と閉会式の演出について、パラリンピックの演出統括を務めていたクリエーティブディレクターの佐々木宏氏(66)を総合統括とする新チームを発足させて演出を検討していくことを発表した。

佐々木氏は7月23日に国立競技場で行われた五輪1年前イベントで、白血病から復帰した競泳の池江瑠璃花子(20=ルネサンス)を起用した演出も手掛けた。

組織委ゲームズ・デリバリー・オフィサー(GDO)の中村英正氏は、佐々木氏を総合統括に起用した理由について「(五輪)1年前イベントは組織委員会として一つのメッセージがそこに体現されている。開閉会式の演出の中身は別として、その延長線上に簡素化、コロナ禍でのイベントという意味では、やはり佐々木さんが適任ではないか」と説明した。

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