【新型コロナ】23日の神奈川、346人感染 2番目の多さ 県立2校臨時休校

 新型コロナウイルス感染症を巡り、神奈川県内で新たに男女5人の死亡と、10歳未満~100歳以上の男女346人の感染が判明した。1日当たりの新規感染者数は22日の348人に次いで2番目に多かった。新規感染者のうち200人は感染経路不明という。

 小田原市の80代の女性は1人暮らしで、親族が21日に自宅を訪問した際、心肺停止の状態だったという。救急搬送されたが、同日に亡くなった。死亡後に陽性と判明した。

 横浜市内では、入院していた70~90代の男女4人が死亡した。90代女性と70代男性は、クラスター(感染者集団)が発生した元気会横浜病院(同市緑区)の患者。2人とも別の疾患で入院し、12日に陽性が判明していた。別の90代女性は、同じくクラスターが起きた市内の有料老人ホームに入所。80代女性は感染経路が不明だった。

 横須賀市では40代の男性市議が感染。濃厚接触者とされた同僚議員4人は検査で陰性だったが、2週間自宅で待機する。

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 県教育委員会は23日、県立えびな支援学校(海老名市)の30代の女性教員と、県立金沢養護学校(横浜市金沢区)の40代の男性教員の感染が確認されたと発表した。23日は両校を臨時休校とし、24日から通常の授業を再開する。

 在日米海軍厚木基地は23日、基地関係者6人の感染を新たに確認。相模原市は米陸軍キャンプ座間所属とみられる米軍関係者1人が感染したと発表した。

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