【新型コロナ】時短の店舗を神奈川知事と横浜市長が視察 「耐えてくれて心強い」

営業時間短縮に協力する店舗を訪問し、意見を交換する黒岩祐治知事(中央)と林文子市長(左)=横浜市中区(代表撮影)

 新型コロナウイルスの感染再拡大を巡り、黒岩祐治知事と横浜市の林文子市長は23日夜、県が要請している営業時間短縮に協力する同市内の店舗を訪れ、店主らと意見交換を行った。

 2人が訪れたのは、同市中区の商店街「イセザキ・モール」のイタリアンバーと居酒屋。店の経営状況、感染防止の取り組みなどを尋ねた。

 視察後、取材に応じた知事は「客が激減する中、耐えて頑張ってくれ、心強く思った」と店への感謝を述べる一方、時短要請の目的は感染拡大防止だと強調。「静かな年末」や「マスク会食」を改めて呼び掛けた。市長は「医療資源には限りがある。これ以上、感染者を増やさないよう一人一人が努力してほしい」と述べた。

 県は横浜、川崎市域で酒類を提供する飲食店とカラオケ店に対し、営業時間を午前5時から午後10時までとするよう要請。当初、期間は今月7~17日としていたが、感染者数が高止まりしている状況を踏まえ、来年1月11日までに延長した。

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