軍艦島の魅力度「100%」 オンラインでPR お笑い芸人・アキラ100%

閉山前の暮らしなどを紹介するアキラ100%さん(右)とガイドの木場田さん(中央)=長崎市、端島

 新型コロナウイルスの影響で外出を控えている福祉施設の利用者らに旅行気分を味わってもらおうと、世界文化遺産「明治日本の産業革命遺産」を構成する長崎市の端島(軍艦島)を舞台にしたオンラインツアーが18日あり、お笑い芸人のアキラ100%さんが軍艦島観光の魅力を伝えた。
 介護施設向け団体旅行を手掛ける東京トラベルパートナーズ(東京)が主催。コロナ禍で旅行の中止が相次ぐ中、臨場感あるツアーを提供しようと、オンライン事業を強化している。長崎市の軍艦島コンシェルジュと民間団体「長崎ユニバーサルツーリズム産業共同提案体」が協力した。
 東京、神奈川など全国約200施設などの約3千人が、生配信される映像を視聴。アキラ100%さんは船上から眺めた軍艦島を「すごい。要塞(ようさい)みたい」と実況し、視聴者の質問に答えながら、コンシェルジュのガイドで元島民の木場田友次さん(82)と国内最古の鉄筋コンクリート造アパート「30号棟」など島内の建造物や、炭鉱閉山前の暮らしなどを紹介した。
 木場田さんは軍艦島を「日本の技術が凝縮された島」とPR。視聴者は「ずっと見ていたい」「迫力がある」などと感想を寄せた。

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