大相撲初場所（来年１月１０日初日、東京・両国国技館）の新番付が発表された２４日、綱取りに初挑戦する大関貴景勝（２４＝常盤山）が東京・台東区の部屋でオンライン会見を行った。
〝和製横綱〟誕生がかかる１５日間は注目の的になりそうだが、本人は「毎場所変わらず成績を残したいと思っている。今場所に限ってでなく、毎場所大事にやって来ているのでいつも通りの気持ち」と冷静。自然体を貫いて土俵に立つつもりだ。
横綱への挑戦権を手にし「全員ができることではない。感謝して伸び伸びとやりたい」と意気込みを口にする。そんな本場所に向けては「集中しきることも大事だけど、一番は闘争心。勝ちたいという気持ち。負けたらどうしようではなく、一日一日やりきれたら。負けたら実力が足りないということなので、力を出しきることが大事」だという。
国技館内の相撲教習所で行われた合同稽古は前半３日間のみの参加だったが、大関は「自分の体の判断でやったので。自分の感覚で決めた」と説明。また、ここまでの調整について「体づくりはいい感じに仕上がってきている」と自信を見せた。
