米ドラマ「セックス・アンド・ザ・シティ」復活も…サマンサ役のキム・キャトラルは出演拒否

左からシンシア・ニクソン、クリスティン・デイビス、キム・キャトラル、サラ・シェンカ・パーカー

今も根強いファンを持つ米ドラマ「セックス・アンド・ザ・シティ」の復活が報じられる中、主要キャスト4人のうち、自由奔放なPR会社の社長サマンサを演じた英女優キム・キャトラル(64)は同ドラマに復帰するつもりはないと明言した。米FOXニュースが24日報じた。

主人公キャリー役の米女優サラ・ジェシカ・パーカー(55)ら3人は、米動画配信サービス「HBO Max」が制作を計画しているとされる同ドラマのミニシリーズに前向きだと伝えられる。

一方、キムは22日、英女性小説賞のポッドキャストに出演。「サマンサ役を演じられたことは幸運で、とても楽しかった」とした上で「セックス・アンド・ザ・シティ」にもはや関心はないと言い切った。

同ドラマはニューヨークを舞台に30代の働く女性4人の生活を描いたラブコメディで、米ケーブル局HBOが1998年から2004年まで6シーズン放送。08年と10年には映画版がそれぞれ製作された。

その際もキムは出演に積極的ではなかったことで、多くのファンからSNSに批判的な意見が寄せられたという。「なかには驚くようなものもあったわ。『私は銀行で働いているけど、嫌いな人がいて、勤務時間も気にくわない。でも働いてる。だからあなたも仕事しなさい!』って」と苦笑い。

キムと主演のサラとの険悪な仲はこれまでも報じられており、映画の3作目もキムが出演を拒否したことで白紙撤回された。

そのため、今回のドラマ版ミニシリーズは「もともとキム抜きを想定している」との関係者の声もある。長く待ち望んでいたファンが納得できるドラマになるのか、今度の展開が注目される。

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