【新型コロナ】24日の神奈川、新規感染495人 過去最多を大幅更新、3人死亡

 新型コロナウイルスの感染拡大を巡り、神奈川県内で24日、新たに男女495人の感染が明らかになった。1日当たりの新規感染者数は22日の348人を大幅に上回り、過去最多を更新した。横浜市で248人、県所管域で78人、茅ケ崎市保健所管内で20人の陽性が判明し、それぞれ過去最多となった。

 一方、横浜市で90代女性、川崎市で70代と80代の男性2人の計3人の死亡が報告され、県内の累計死者数は252人になった。23日時点の入院患者は541人で、内訳は重症61人、中等症453人、軽症・無症状27人。

 全国で感染が急拡大した「第3波」で、県内も11月初旬から増加ペースが加速。1日当たりの感染発表数は同18日に初めて200人を上回り、中下旬から過去最多の更新が相次いだ。12月17日に初めて300人を超え、22日348人、23日346人と高止まりしている。

 死者数も過去最悪のペースで推移しているほか、重症者らの病床利用率が上昇するなど医療現場の逼迫度も増幅。県は横浜・川崎市内の飲食店に営業時間の短縮を要請するなど、感染拡大防止策の徹底を呼び掛けている。

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