【12/24】新型コロナ 新たに33人 保育所と高齢者施設で集団感染

 新型コロナウイルスについて県はきょう、県内の私立の保育所と高齢者施設の2か所で集団感染が発生したと発表しました。

  このうち、県内の私立保育所では、きのうまでに30代から50代の保育士の女性5人と、2歳から4歳の幼児4人のあわせて9人の感染が確認されました。

感染経路はいずれも調査中としていますが、県ではクラスター=感染者集団が発生した可能性もあるとしています。保育所は現在、臨時休園中で、1月4日に再開する予定だということです。

そして、大淀町下渕にある養護老人ホーム美吉野園では、きょうまでに70代から90代の入所者あわせて13人の感染が確認されました。感染者はいずれも施設の2階から4階の個室に入所していたということですが、食堂で食事をする際など、一部で接触する機会もあったということです。施設は現在、新規の入所と退所を中止しているということです。

なお、県と奈良市はきょう、乳幼児を含む90代までの男女、あわせて33人の感染が確認されたと発表しました。このうち1人が重症、ほかは軽症または無症状です。

居住地別では、高齢者施設の集団感染が発生した大淀町が12人、次いで奈良市が4人などとなっています。

県内の感染者の累計は1782人となりました。入院中は222人、このうち11人が重症です。

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