「#谷本サンタ」さまさま! 好補強連発で来年優勝や! 阪神ファンは今年も幸せな年越し

スアレス残留を成功させた阪神・谷本球団本部長

今オフ〝パーフェクトゲーム〟と表現して差し支えない戦力編成に成功した虎党たちは、ゴキゲン全開で新年を迎えることになりそうだ。

阪神は24日に今季セーブ王のロベルト・スアレス投手(29)との契約延長締結を発表。この冬の最重要課題だった守護神の引き留めに成功した。チームは他にも、日本球界での経験も豊富なチェン・ウェイン投手(35=前ロッテ)、今季韓国プロ野球(KBO)で20勝を挙げ最多勝に輝いたラウル・アルカンタラ投手(28=前韓国斗山)の獲得にも成功。さらに、KBOの今季本塁打王、メル・ロハス・ジュニア外野手(30=前韓国KT)の加入も確実な状況とあり、まさに理想的な補強を実現することができた。

例年より短いストーブリーグ期間で、極めて手際よく仕事を成し遂げた虎フロントへの評価も急上昇。特に編成の事実上のトップである谷本修球団本部長(56)をたたえる声は多く、SNS上には「#谷本本部長有能」「#谷本サンタ」なるハッシュタグとともに、谷本本部長をサンタクロースに見立てたコラージュ画像まで氾濫。虎党たちのウキウキ気分は聖夜を前に絶頂の域にまで達した模様だ。

多数のチーム関係者も「#谷本サンタ」現象をすでに把握。今季はチーム内規の緩みなどで、新型コロナウイルス感染者を多発させてしまい多くの批判を浴びていただけに「ようやく一年の最後に、ファンの皆様に喜んでいただくことができた」と胸をなでおろしている。

とはいえ、この時期に「来季こそはVやねん」と踊りに踊ってしまうのは虎党の恒例行事。幾多もの新外国人選手に過大な期待をかけ、盛大にズッコケてきた前例も多い。2021年こそ、これまでとは一味違う「神撃の虎」に期待したいところだが――。

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