ポスティングシステムでのメジャー移籍を目指している巨人の菅野智之投手(31)の注目度が米国で急上昇している。米大リーグ機構(MLB)公式サイトは24日(日本時間25日)に菅野を突然、トップページに固定している注目FA選手のリストで上から4番目に登場させたからだ。
同サイトは菅野がFAでないため23日(同24日)までリストに掲載していなかったが、ファンの関心が高まり、全球団がオファーできるため〝FA選手〟として加えたと思われる。エンゼルスの大谷翔平投手(26)がポスティング移籍した2017年オフも同様だった。
それにしてもいきなり4番目とはビックリだ。このリストは未契約選手のランキングとも受け取れる。一番上がレッズからFAのトレバー・バウアー投手(29)、次いでヤンキースからFAのDJ・ラメーヒュー内野手(32)、アストロズからFAのジョージ・スプリンガー外野手(31)とトップ3が並び、その次に菅野。現役最高捕手と評されるフィリーズからFAのJT・リアルミュート(29)を上回った。これによりヤンキースからFAの田中将大投手(31)は11番目に交代した。
これまで米メディアはパドレス、ジャイアンツ、レッドソックス、レンジャーズ、ブルージェイズ、ヤンキース、メッツが菅野に興味を示していると報じている。交渉期限は米東部時間来年1月7日午後5時(同8日午前7時)だ。MLB公式サイトでFA投手の2番手と評価された菅野。争奪戦の激化は必至だ。