【MLB】パイレーツの主砲ベルがナショナルズに移籍 有望若手投手2人とトレード

パイレーツでは強打の一塁手だったベル(ロイター=USA TODAY)

ナショナルズは24日(日本時間25日)にパイレーツの主砲ジョシュ・ベル内野手(28)を、若手投手2人とのトレードで獲得したと発表した。若手有望株3位の右腕ウィル・クロウ(26)と同6位の右腕エディ・イーン(19)がパイレーツに移籍する。

ナショナルズのマイク・リゾ編成本部長兼GMは、今オフの最優先課題に、4~6番を任せることができる打者の補強を挙げていた。「我々は、ジョシュ・ベルほどの選手をチームに迎えることができて興奮しています。彼は、うちの打線にパワーのあるスイッチヒッターの打撃を加えてくれます。クラブハウスやコミュニティにとっても素晴らしい人材になることは間違いありません」と喜んだ。

ベルはコロナ禍の今季は57試合で打率2割2分6厘、8本塁打、22打点と不本意な成績に終わったが、2019年は大活躍。143試合で打率2割7分6厘、37本塁打、116打点と3部門で自己ベストをマークしてオールスター戦にも選出された。

地元ワシントン・タイムズ紙(電子版)は「ナショナルズは打撃力の補強が絶対必要で、できれば一塁手か外野手が欲しかった。マイク・リゾは(このトレードで)今オフの目標を達成した」と伝えた。2年ぶりの世界一奪回へ重要な存在となりそうだ。

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