【WWE】NXT女子王者・紫雷イオ 伏兵マルチネスの襲撃受け…まさかの失神!

マルチネス(左)に襲撃された紫雷イオは、実況席の下で完全失神(©2020 WWE, Inc. All Rights Reserved.)

WWE・NXT大会が24日(日本時間25日)に配信され、〝暗黒の逸女〟紫雷イオ(30)がメルセデス・マルチネス(40)の襲撃を受け、失神する大ハプニングが起きた。

第4試合後だ。イオはイスを手にリングに上がると「おい、トニー・ストーム、カモーン!」と長年のライバル、トニー・ストーム(25)を呼び出した。11日配信大会では、2人が大乱闘を演じ、イオが必殺のムーンサルトでKOしている。完全決着をつけるために呼び出したのだろうが、テーマ曲が流れるも、ステージにトニーの姿はない。

次の瞬間だ。背後からマルチネスが急襲。スリーパーで捕獲すると、肩車したまま場外の金網に叩きつける。さらにはエプロンで何度も顔面を殴打すると、実況席へ全力で投げつけた。イオはテーブルの下に突っ込んでしまい、そのままピクリとも動けなくなってしまった。

イオは7日「NXTテイクオーバー:ウォーゲームス」女子4対4ウォーゲームス戦でトニーにムーンサルトを放とうとした際に、ラケル・ゴンザレス(29)にチョークスラムを食らってまさかの失神KO。この試合ではトニーと何度も激しい攻防を展開しており、11日の乱闘劇もトニーを次期防衛戦の相手と定めるためと思われた。

しかし、襲ってきたのは予想外のマルチネス。マルチネスは8月にもイオを襲撃し、9月の挑戦者決定金網戦では、元XXT女子王者リア・リプリー(24)に敗れて王座戦線から遠のき、4対4全面対抗戦のメンバーからも外れていた。今回の襲撃は自力で挑戦権を奪うため、実力行使に出た可能性が強い。

新年最初のビッグマッチは1月6日「NXTニュー・イヤーズ・イービル」だが、イオの相手は誰になるのか。2021年も〝暗黒の逸女〟はハードな防衛ロードを強いられそうだ。

「NXTニュー・イヤーズ・イービル」は日本時間1月8日、WWEネットワークで配信される

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