吉沢亮 ラストの表情を任せる監督に「なんなんだこの人は」と思うも、監督称賛の表情に結実 「AWAKE」舞台挨拶

吉沢亮主演の映画「AWAKE」が本日公開となり、都内で初日舞台あいさつが行われた。吉沢亮、若葉竜也、落合モトキ、馬場ふみか、山田篤宏監督が登壇。作品や演じたキャラクター、来年にチャレンジしたいことなどを語った。

役作りについて吉沢は、「将棋以外に本当に何も持ってないんだな」という印象を受け、外見的にも意識。毎日ビールとカップラーメンを食べて体重も増やしたエピソードを語った。作品については、「普遍的な、誰もが感動したり、共感したことのあるような人間の普遍的な思いを熱く描いている映画」「シンプルに泣けた」と感想を述べた。

監督から最後の表情を称賛されると、「僕もわかんないので、よろしくお願いします」と顔合わせの時に監督から告げられ、それ以後も会うたびに言われたことを明かし、「なんなんだこの人はと思ったんですけど」と冗談交じりに振り返った。そして、台本を読んだ時から考えていた表情が、映画に収められていることを語った。

2021年にチャレンジしたことを聞かれると、クリスマスでの舞台あいさつとなったことから、「来年は仕事のないクリスマスを過ごしたいですね」と語り、会場を笑いに包んだ。

「AWAKE」は、2015年に実際に行われ、ネットユーザーや将棋ファンの間で物議を醸した棋士VSコンピュータの対局に着想を得て、が書き下ろした完全オリジナルストーリー。棋士になる夢をあきらめた大学生の主人公が、ふとしたことで出会ったAI将棋のプログラミングに新たな夢を見いだし、かつてのライバルと再戦を果たす青春物語である。主人公の英一を2021年のNHK大河ドラマ「青天を衝け」に主演する吉沢亮が、かつての英一のライバルで圧倒的な将棋の才能を持つ陸を若葉竜也が演じている。

AWAKE
公開中
配給:キノフィルムズ
©2019『AWAKE』フィルムパートナーズ

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