テラスにこたつ席 長崎・出島ワーフ「R-10」

テラスに設けられたこたつ席=長崎市、「ベイサイドレストラン&バー R-10」

 長崎市出島町の出島ワーフ内にある「ベイサイドレストラン&バー R-10」は、テラスにこたつ席とまきストーブ席を設けた。新型コロナウイルス禍で屋外席を希望する客が増え、暖を取りながら食事をする新たな冬の外食スタイルとして企画した。「3密を回避し、街中でアウトドア気分を味わえる。温かくして、いい景色を楽しんでもらいたい」としている。
 新型コロナの感染が拡大した春以降、室内よりテラスを利用する客の割合が増加。冬は例年、室内席がメインになるが、今年はテーブルの間隔を保つために室内席を7台から4台に減らし、テラス席を昨冬の4台から11台に増やした。
 こたつ席は7台。テーブルタイプで靴を履いたまま利用できる。25日からはまきストーブ席4台(予約制、まき代千円から)も登場。ストーブを囲んで椅子とテーブルを配置し、ストーブで温めるチーズフォンデュなどを提供する。
 こたつ席が本格稼働した11月以降、室内よりテラスを選ぶ客が多いという。こたつ席を利用した市内の40代女性グループの1人は「コロナが心配でテラス席を探していた。足元が温かいので寒さは感じない。きれいな夜景も楽しめた」と話した。問い合わせは同店(電095.824.6615)。

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