王者・ドジャース バウアー&レメイヒュー獲りに参戦か

「ニューヨーク・ポスト」のジョエル・シャーマンによると、ドジャースは今オフ、トレバー・バウアーやDJ・レメイヒューといったトップクラスのフリーエージェント選手の獲得に乗り出しているようだ。シャーマンは「バウアーが超高額の1年契約に応じるのであればドジャースにもバウアー獲得のチャンスがある」と指摘。また、「ドジャースがレメイヒューを獲得した場合はジャスティン・ターナーの代わりに三塁手として起用する可能性がある」ことに言及している。

ドジャースは1年後のオフにコリー・シーガーとクレイトン・カーショウがフリーエージェントとなるため、トップクラスのフリーエージェント選手を長期の大型契約で獲得するほどの余裕はない。しかし、シャーマンは「ドジャースから1年3700万ドルのオファーが届けば、バウアーにとってどんなに魅力的だろう」と述べ、ドジャースが2021年シーズンにぜいたく税ラインを超過することを良しとするのであれば、バウアー獲得が可能であると考えている。

1年契約であれば、1年後のオフにシーガーやカーショウと再契約を結ぶ際の妨げにならないし、バウアーにも1年後のオフにクオリファイング・オファーの対象とならずに市場へ出ることができるというメリットがある。年平均でゲリット・コール(3600万ドル)を上回ってメジャー史上最高額になるという点もバウアーにとって魅力的なのではないだろうか。

また、レメイヒューについては「ドジャースはヤンキースと同様にプロ意識が高く、優勝を狙えるチームである」ことを指摘。ヤンキース残留を希望していると見られるレメイヒューが似た環境のドジャースを選択する可能性もあると考えているようだ。ドジャースがターナーと再契約しないのであれば三塁、ターナーと再契約するのであればギャビン・ラックスを控えに回してレメイヒューは二塁を守ることになるだろう。

ドジャースは現在抱えている大型契約がムーキー・ベッツを除いてすべて来季限りまたは2022年限りで終了する。そのため、今オフ大型補強に打って出ることも決して不可能ではない。ここまではコリー・クネーベルとトミー・ケインリーの獲得という地味な動きに終始しているが、年明けの移籍市場では目の離せない存在となるかもしれない。

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