ヴィクトル・エリセ監督「ミツバチのささやき」「エル・スール」1月より配信スタート ザ・シネマメンバーズ

ミニシアター・単館系作品を中心とした作品のサブスクリプション型配信サービス「ザ・シネマメンバーズ」が、「極上の時間を旅する ~この冬は珠玉の名作とともに過ごそう~」と題し、ヴィクトル・エリセ監督「ミツバチのささやき」「エル・スール」のほか、「私の20世紀」「立ち去った女」を、1月から配信する。

「ミツバチのささやき」(1973)は、1985年の公開時に、シネ・ヴィヴァン六本木で記録的な動員数となった作品。スペイン内戦終結直後の1940年を舞台に、妖精の存在を信じる少女と逃亡者の一時の交流を描く。「エル・スール」(1983)は、スペイン内戦の傷を心に追う父と娘の関係が描いた作品。

「私の20世紀」は、ハンガリーの映画監督イルディコー・エニェディの長編第1作で、双子の姉妹の数奇な運命を20世紀の科学の進歩と重ねて描き、カンヌ国際映画祭カメラ・ドール(新人監督賞)を受賞した。「立ち去った女」は、フィリピンの映画監督ラヴ・ディアスによる作品で、無実の罪で30年間服役した女性の復讐の旅を長回しで描く。ヴェネチア国際映画祭で金獅子賞を受賞した。

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