【大相撲】綱取り初挑戦の貴景勝は自然体強調「何回も言うけど関係ない」

貴景勝

大相撲初場所(来年1月10日初日、東京・両国国技館)で綱取りに初挑戦する大関貴景勝(24=常盤山)が27日、東京・台東区の部屋で年内最後の稽古を行った。稽古後の電話取材では年末年始は個人で体を動かすことを明かし「やることやってという感じ。自分で考えてやります」と語った。

体の状態を見ながら汗を流すことになりそうだが「年末はやれることだけしっかりやって、ゆったりできたらなと」と話すように、焦る様子はない。また、大みそかに井岡一翔(31)と田中恒成(25)が激突するボクシング世界戦は「めちゃくちゃ楽しみ」と興味津々だ。

そんな中、26日にはフィギュアスケート男子の羽生結弦(26)が全日本選手権で5年ぶりに優勝した。大関は「見てなかった」としながらも、羽生が度重なるケガを乗り越えて頂点に立ったことに「いい成績を残したときは、ケガが精神的に強くしてくれたって言えるけど、ケガした当初はそういう気持ちにはできない」と感想を述べた。

初場所まで2週間。「何回もインタビューで言っていると思うんですけど関係ない。今場所に限って何か変わったことはない」と自然体を貫く貴景勝が〝年末調整〟に入る。

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