長崎北陽台 69ー14 函館ラサールに快勝 長崎南山 粘り届かず

【1回戦、長崎北陽台―函館ラサール】後半2分、長崎北陽台のFWがゴール前スクラムをターンオーバーしてSH川久保がトライを決める=花園ラグビー場

 第100回全国高校ラグビー大会は27日、大阪府東大阪市花園ラグビー場で開幕した。第1日は1回戦15試合が行われ、史上初の2校同時出場となった長崎県勢は、県大会を制した長崎北陽台が函館ラサール(北海道ブロック)に69-14で快勝して2回戦に進んだ。長崎北陽台は3年連続初戦突破。九州ブロック代表の長崎南山はシード校の東福岡(福岡第1)に0-55で敗れた。
 長崎北陽台-函館ラサールは、長崎北陽台が前半5分に3-7とリードを許したが、10分にプロップ田中翔が逆転トライ(ゴール)を決めると、その後はFWのドライビングモール、ターンオーバーからの速攻などで次々に加点。計10トライを奪って函館ラサールを圧倒した。東福岡-長崎南山は、東福岡が後半に地力を発揮。長崎南山もディフェンスで粘ったが、東福岡の攻撃を止められなかった。
 九州勢はこのほか、筑紫(福岡第2)が坂出第一(香川)に48-5で快勝。30日の2回戦は東福岡との同県対決となった。熊本西は早実(東京第1)に0-41で敗れた。前回王者でシード校の桐蔭学園(神奈川)は茗渓学園(茨城)を36-7、同じくシード校の京都成章は米子工(鳥取)を129-0で退けた。
 第2日は28日、同ラグビー場で1回戦残り16試合を実施。長崎北陽台は30日の2回戦(14時30分・第3グラウンド)で明和県央(群馬)と対戦する。

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