新型コロナ 県内1人死亡、30人感染

 県は27日、新型コロナウイルスに感染した糸満市の90代女性が亡くなり、新たに20代から80代までの男女30人の感染が確認されたと発表した。累計の死亡者数は81人、感染者数は5199人となった。

 亡くなった女性は今月23日に呼吸の調子が悪くなり、医療機関を受診した。そのまま入院し、PCR検査で陽性が判明。翌24日に死亡した。

 新規感染者の居住地別内訳は、那覇市12人、名護市6人、沖縄市3人、浦添市、糸満市、中部保健所管内、南部保健所管内が各2人、秋田県が1人。秋田県の20代男性は仕事で沖縄を訪れており、八重山保健所管内で感染が確認された。 クラスター(感染者集団)が発生している伊平屋村で新たな感染者は出ていない。村の伊礼幸雄村長が村民全員へのPCR検査実施を検討していることを明らかにしたが、県は濃厚接触者など感染者周辺の検査を重視し、全員が対象の検査は現段階で計画していないとした。

 日曜のため米軍関係は報告がなかった。

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