国土交通省が大雪に関する緊急発表 年末年始に日本海側を中心に大雪のおそれ、不要不急の外出は控えて

国土交通省は28日、大雪に関する緊急発表を出しました。30日から1月1日頃にかけて強い冬型の気圧配置となるため、北日本から西日本にかけての日本海側を中心に大雪や大荒れとなるおそれがあり、平地でも大雪となるおそれがあります。東日本と西日本の太平洋側の平地でも積雪となるところがある見込みで、その後も日本海側を中心にさらに降雪量が増えるおそれがあります。

大雪による立ち往生等への警戒が必要であることや、公共交通機関においても、大規模かつ長時間にわたる遅延や運休が発生するおそれがあることから、不要不急の外出を控えるとともに、最新の気象情報や交通情報等に留意し、外出が必要な場合には、十分な時間的余裕を持って行動するよう呼びかけています。
やむを得ず自動車を運転する場合には、冬タイヤの装着、チェーンの携行及び早めの装着に心がけるとともに、降雪状況により、集中除雪による通行止めやチェーン規制を実施する場合があることから、広域迂回の実施や、通行ルートの見直しなどへの協力も呼びかけています。

■[チェーン規制 ](https://www.mlit.go.jp/road/bosai/fuyumichi/tirechains.html)・大雪特別警報や大雪に関する緊急発表が行われるような異例の降雪があるときに実施される。冬タイヤを着けていても、タイヤチェーンをしていない自動車は通行できない。高速道路では5路線(中央道・上信越道・北陸道・米子道・浜田道)の計7区間が、直轄国道では8県(山形県・山梨県・静岡県・新潟県・福井県・広島県・島根県・愛媛県)の計6路線が指定されている。

■[大雪時の予防的通行規制区間 ](https://www.mlit.go.jp/road/bosai/fuyumichi/yukimichi3.html)・国が管理する道路において、大雪時に急な上り坂で大型車等が立ち往生しやすい場所等、集中的・効率的に優先して除雪を行う。全国で222区間2898kmが指定されている。

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