【スピードスケート】全日本選手権女子500メートルで小平奈緒が2位

女子500メートル2位の小平奈緒(代表撮影)

スピードスケートの全日本選手権(北海道・明治北海道十勝オーバル)が28日に開幕。女子500メートルでは、平昌五輪で金、銀、銅メダルを獲得した高木美帆(26=日体大職)が37秒80で優勝した。平昌五輪同種目金メダルの小平奈緒(34=相沢病院)は38秒04で2位に入った。3位は38秒19で郷亜里砂(33=イヨテツク)だった。

小平がさらなる飛躍を誓った。今季は、先月の全日本選抜競技会帯広大会(北海道・明治北海道十勝オーバル)でも敗戦。苦しいシーズンを送る中で「タイムが本当にすべてを物語っている。本来の自分の自然体で滑れるタイムからかなりかけ離れてしまっている」と悔しさをにじませながらも「12月の上旬に自分の体を一度リセットして、3週間取り組んでいるプロセスの過程にこのタイムがあるのかなと思う」と冷静に自己分析する場面も見られた。

来季には、連覇のかかる北京五輪が控えているからこそ「平昌のときは22か月(計画)だったところが、北京に向けては少し期間が短くはなるが、そこは同じ速度で改善していくわけではない。一度波を作るって意味では貴重な時間を過ごしている」と下を向いている暇はない。

再び世界の頂点へ立つために。女王・小平奈緒の挑戦はまだまだ続く。

© 株式会社東京スポーツ新聞社