【有馬記念】ラッキーライラック4位 松永幹調教師「よく頑張ってくれた」

ラッキーライラックの引退レースは4着だった

【第65回有馬記念(27日=中山芝内2500メートル)】このレースを最後に現役を引退するラッキーライラックは好位から脚を伸ばしたが、勝ち馬クロノジェネシスから0秒5離された4着。福永は「出たなりの位置で、勝ち馬を見ながら脚をためて運んだ。勝負どころでの手応えは十分。ただ、思ったほど伸びなかった。これは距離の壁かもしれません」。

同馬は17年の阪神JFを制覇し、JRA賞最優秀2歳牝馬に選出。牝馬3冠ロードではアーモンドアイの牙城を崩すことができなかったが、古馬になってから19&20年のエリザベス女王杯を連覇、牡馬混合の20年大阪杯でも勝利を収め、GⅠ・4勝という輝かしい成績を残した。

松永幹調教師は「上位馬は強かったね。勝てなかったのは残念ですが、ここまでよく頑張ってくれた。無事に繁殖にあがれて良かったと思います」と足かけ4年、厩舎の看板を背負ってきた功労馬をいたわった。

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