メッシの記録は偽物?ペレ氏が所属していたサントスが反論

新記録を達成したメッシ(ロイター)

ブラジル1部サントスがアルゼンチン代表FWリオネル・メッシ(33=バルセロナ)の快挙に不満を示している。

メッシは3―0で快勝した22日のバリャドリード戦で1得点を決め、「王様」と称される元ブラジル代表のペレ氏(80)がサントスでマークしていた643ゴールを上回り、単一クラブでの通算ゴール数(644)の新記録を打ち立てた。

しかし、サントスはクラブの公式サイトで「ペレはサントスで1091ゴールを決めている。公式戦で643点を獲得したが、親善試合での448ゴールは、他のゴールよりも価値が低いことになっている」と苦言を呈した。

その上で「親善試合での448ゴールのうちの一部は、小規模のチームを相手に得点したものであると主張している人もいるが、試合は公式ユニホームを着用し、公式ルールのもとで行われている。相手の弱さなどの主観的な属性を考慮することは、統計データをまとめる上で理想的ではない」と反論した。

ペレ氏とメッシ、どちらがスゴいのか。おそらく結論は出ないだろうが、スターを巡る論争はしばらく続くかもしれない。

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