年末を明るく照らす 当蔵公民館 ガジュマル電飾点灯

 とうのくらちょうシュリミネーション2020(当蔵町子供育成会、当蔵町自治会主催)が19日から25日まで那覇市首里当蔵町の当蔵町公民館で開かれた。公民館の象徴となっている大きなガジュマルのライトアップや、高さ約4メートルのクリスマスツリー型イルミネーションなどが点灯され、色とりどりの光に包まれた。

 今年は新型コロナウイルス感染予防のため自治会主催イベントの中止が続いたが、「子どもたちに楽しんでもらいたい」と子供育成会が中心となり、密を避けて野外で楽しめるイルミネーションを初開催した。

 城西小学校6年の識名咲希さん(12)は「きれいなイルミネーションが地元で見られてうれしい」と笑顔だった。子供育成会の入部綱清会長(41)は「子どもたちの公民館離れが進む中、これからも工夫しながら地域交流の場として楽しんでもらえるようにしたい」と意欲を示した。

 仲本久美子自治会長は「育成会と青年会が中心となり子どもたちも手伝いながら準備した。年末を明るい光で照らすことができた」と感謝した。(山上順子通信員)
 

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