大みそかの格闘技イベント「RIZIN.26」(さいたまスーパーアリーナ)の出場全選手インタビューが29日にオンラインで行われ、朝倉海(27)のバンタム級王座に挑む堀口恭司(30)がリベンジを誓った。
昨年8月の初対決ではわずか68秒でTKO負けを喫した。当初自身の持つバンタム級王座をかけ同年の大みそかにリマッチを行う予定だったが、右ヒザの前十字靱帯断裂と半月板損傷の大ケガを負ったため試合は延期となりベルトも返上。今回は欠場中にベルトを獲得した朝倉海に挑戦する形でのリマッチとなった。
拠点を米カリフォルニアに置いているため、今月頭の来日から2週間の自主隔離生活を余儀なくされた。その間の生活について「隔離されながらできることだけをやっていましたね。最初は時差ボケとかもあるのでそんなに飛ばさずにやって、家でできることだけをやっていました。練習以外? ケータイゲームをしたり釣り具を眺めてました。試合が終わったらすぐ釣りに行こうと思ってます」と明かす。
大けがを負ったひざの状態はすでに100%に近いといい「対策練習に問題はないかと思いますね」と自信たっぷり。さらに「元々のスタイルにどんどん技を付け足した感じです。動けない期間があったので、そこで動けないなりの技だったりをつけたしました」と、リハビリ中にも攻撃の選択肢を増やし続けたとした。
リベンジ戦まで待ったなし。「やられた借りは返すぞっていう感じですね」とリラックスした表情で、試合が生中継されるお茶の間には「自分の試合を見てくれれば、おのずと『すげえな。人間じゃねえな』というところを見せられると思う。それを楽しんでほしいです」と話した。エースの復活なるか。健在ぶりを大舞台のメインで見せつける。