堺雅人と〝崖っぷち〟河井案里被告の奇縁 まさかの同級生だった!

堺雅人と河井案里被告

今夏また大ブームとなったTBS系ドラマ「半沢直樹」には、7年前の前作と違い、白井国交大臣(江口のりこ)など女性のキーマンがたくさん登場した。実は半沢役の堺雅人(47)にも、今年話題になったあの女政治家と意外な接点があった。この夏、公職選挙法違反事件で夫の河井克行前法相(57)と共に捕まった参院議員・河井案里被告(47)だ。

兵庫で生まれ、宮崎で育った堺は、国立の宮崎大学教育学部付属中学出身で、吹奏楽部に所属しホルンを吹いていた。演劇を始めたのは高校の部活からだが、10年前にNHKの情報番組「あさイチ」に生出演した際、中学同級生から寄せられた視聴者メッセージによると、中3のとき「老ティーン」という劇で先生役を演じた。「堺くんは中学時代からみんなの輪の中心にいる男の子」だったという。

かたや河井被告は、幼稚園から中学まで宮崎大教育学部の付属校。堺とは誕生日が3週間違いの同い年、同じ学年で、中学では同級生だった。合唱部と掛け持ちで所属していた美術部での活動を、本人は公式サイトのプロフィルでこう振り返っている。

「大の仲良しの友達と毎日毎日、駄弁ってばかりいた。というのも、美術室からは校庭が丸見えだったからで、私も彼女も、好きな男の子の部活中の姿を見るのに忙しく、作品を作っている暇なんか、なかったんである」

同サイトで公開している当時の写真を見る限り、黒いロングヘアの美少女風だが、河井被告は当時わりと地味めだったようだ。会社の同僚に、同じ宮崎大付属中出身者がいる大阪在住男性によれば「『河井案里のこと知ってるか?』と同僚に聞いたら、同じ中学にいたことすら全く知らなくて、むしろ驚かれた」という。

いっぽう堺は対照的で、聞けば女子たちからモテモテだったそう。

「その同僚は、吹奏楽部で堺の先輩だったから、カレのことが好きな後輩の女の子に頼まれて堺を呼び出し、『カワイイ子だよ』とほめて仲を取り持とうとしたことがあんねんて。同僚の記憶だと、堺は真面目で大人しい少年だったって」

2人はその後、別々の県立高に進学し、大学は堺が早稲田、河合被告は慶応へ進学した。堺はこの大学時代に演劇にハマり、早稲田を中退し役者の道を志し、下積み時代を経て、今や人気俳優に。

一方の河井被告は、高校時代に生徒会役員、大学院から政府系機関へ進み、広島県議を4期(約14年)務め…とエリート街道まっしぐらだった。ところが昨夏、初めて挑んだ国政選挙(参院選)で票を買収した罪に問われ、今は来月21日の判決を待つ身だ。

「人生に失敗はない」が信条の河井被告は、この先どうなるのか。半沢の名セリフ「やられたらやり返す、倍返しだ!」なのか、それとも…。

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