米粒写経・笑い飯・ライス・銀シャリ 日本四大”米コンビ”が「大コメ騒動」に米(コメ)ント

102年前の米騒動で活躍した、”おかか(女房)”たちの姿を描いた映画「大コメ騒動」の劇場公開を前に、”米”にゆかりのある名前を持つ「米粒写経」「笑い飯」「ライス」「銀シャリ」の4組のお笑いコンビによる”米ント(コメント)”を使用したwebCM映像が公開された。

公開されたのは、「全米(コメ)が泣いた編」「全米(コメ)が絶賛編」「全米(コメ)が熱狂編」の3種類。4組のコメントと本編映像が組み合わさった内容となっている。

「泣いた編」では銀シャリの橋本直による「この映画に清き一俵を。一升心に残る作品です」のコメントなどが、「絶賛編」では米粒写経の居島一平による「何が糖質制限ダイエットじゃばかたれめ。炊きたての白めしの無限の美しさよ」のコメントなどが、「熱狂編」ではライスの田所仁による「おかか達が一致団結していく姿はまさに今の日本人に必要な姿なのでは!」のコメントなどが使われ、炊きたてのご飯のように熱い思いが込められた映像となっている。

「大コメ騒動」は、1918(大正7)年に富山県の貧しい漁師町で実際に起こった「米騒動」を題材にした作品。日本の女性が初めて起こした市民運動ともいわれる出来事で、活躍したおかか(女房)たちにスポットを当てたエンターテイメント作品となっている。主人公の松浦いとを演じるのは、「八日目の蝉」で日本アカデミー賞最優秀女優賞を受賞した井上真央。室井滋、立川志の輔、西村まさ彦、柴田理恵らの富山出身者が脇を固め、同じく富山県出身の本木克英さんが監督を務めている。

■コメ(米)ント全文

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米粒写経(居島一平)

▼オススメポイント
何が糖質制限ダイエットじゃばかたれめ。炊きたての白めしの無限の美しさよ。『ちゃべちゃべ』『あじゃあじゃ』『ちょっこし』と乱打される富山弁の可愛さと、あみだババアめいた清んさのオババに要注目!

▼ここが笑える
寺子屋の表札が『池田模範堂』とありあの『ムヒ』の?と驚いたら、本当に会社のルーツが富山とは!

▼ここが泣ける
新聞を読む嫁を『頭より腹に栄養入れろ』と叱咤する夏木マリの母親がハードボイルド感たぎって渋い!

▼ここがグッときた
乳母車に魚を載せて歩む室井滋の姿はさながら『子連れ狼』で大五郎を連れて冥府魔道をゆく拝一刀

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米粒写経(サンキュータツオ)

▼オススメポイント
ユーモラスなタッチで軽い作品かと思わせておいて、民主主義とはなんだろう、家族を守るってなんだろうと突きつけてくる気の抜けないところ!
富山県のオールスター揃い踏みで、世の中を変えていかざるを得なくなった人々のドラマに迫っている。騒動は実際にあったんだからすごい!
世相や時代背景も説明してくれるのでだれが観てもわかる!

▼ここがグッときた!
三人の子どもを育てながらも、学問が好きないとさん。しかし知識を身につけることは何の役にと立たないと周囲から揶揄される。それでも好奇心を止めないいとさんにグッときました。

▼ここが笑えた!
富山の強い女性たちが、胸がすくように暴れてくれるシーンには思わず笑みが溢れる。

▼ここが泣けた!
子どものために裏取引を迫られるシーンに胸がつぶれそうになりました。

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笑い飯(哲夫)
▼オススメ
日本はお米と共にある国だと思っています。凶作はまさに国難ですし、お米の値上がりも国の一大事であると習いました。この映画は、高校日本史のおさらいをさせてもらえる上に、教科書の行間に並んだお米を読んでいるかのような感覚で楽しませていただけます。なるほど、あのご婦人方の活躍から平民宰相へと続いていくわけですねえ。

▼泣けたところ
重たい米俵をご婦人が運んでも、僅かな銭にしかならないところ。子供がお母さんのがんばりを知っているところ。大きい声を出さない雰囲気のご婦人が、大きい声を出すところ。

▼笑えたところ
昔の白黒写真かなと思ったら、静止した映画の映像だったところ。米米CLUBが主題歌を歌っているところ。

▼グッときたところ
主演の女性をタイプだな、新人さんかな、と思いながら最後まで観ると、エンドロールの最初に登ってきたお名前が井上真央さんだったところ。感謝のあまり、このご婦人方にお会いして直接お礼を言いたくなるけど、もうそれは叶わないところ。

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笑い飯(西田幸治)
あらためてコメのありがたみ、たらふく食べれる幸せを感じました。

全編通してコメ不足の内容となっており、飯を掲げるコンビ名のついた米側の立場といたしましては、途中で大変申し訳ない気持ちもありましたが、鑑賞後は爽快な気分につつまれました。

個人的には、男は一升、女は八合を食べていた頃のドデカ弁当箱に腰を抜かし、子を持つ親の身として胸を締め付けられ、長年の夏木マリさんファンとしては、手拭いをグイっと鉢巻にするシーンでシビれさせていただきました。

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ライス(関町知弘)
▼オススメポイント
面白すぎてコメントにコメります。間違えました、困ります。
是非劇場の大画面でポップコーメ食べて、コーメ飲んで楽しんでください!すみません、ポップコーンとコーラでした。
コメントひどすぎちゃって、コメんなさい、、、。

▼泣けたポイント
ラストシーンの井上真央さんの強さと愛が入り混じった表情に持っていかれました。

▼笑えたポイント
当時男は1日に米を1升食べていたというシーン、弁当箱に大量の米を詰めている所で何故か笑ってしまいました。

▼グッときたポイント
おかか達の迫力にぐっと来ました。中でも室井滋さんには出てくるたびにその存在感に圧倒されました。

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ライス(田所仁)
▼映画の感想・おススメコメント
「こんな世の中だし仕方ない」、そう諦めてしまいがちな今にこそ是非観てもらいたい勇気の出る作品。あと滅茶苦茶お米が食べたくなるので、炊飯器の予約をしてから観に行く事をオススメします。いや、ホントに。

▼ここが泣けた!ポイント
いとが米屋の甘い誘いに負けてしまう姿には、悔しさと同時に家族への深い愛が溢れていてウルッときた。

▼ここが笑えた!ポイント
浜辺で米の積み出しを阻止するおかか達の姿が面白可笑しくも力強く、痛快すぎて見応え十分!

▼ここがグッときた!ポイント
清んさのおばばのある一件でおかか達が一致団結していく姿はまさに今の日本人に必要な姿なのでは!

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銀シャリ(橋本直)
家族や仲間達を守るために戦った
おかか(女房)達の芯の強さと熱気が溢れ出ていて、もはやスクリーンから湯気が出てると思います。
お米とおかかの相性はそりゃ抜群ですよね!
この映画に清き一俵を。
膳身膳霊で立ち向かう姿が本当にかっこいい!一升心に残る作品です。

▼ここが泣けたポイント
家族を思う富山のおかか達の弱音は白米(はくまい)と奮い立った団結力で一揆に痛快なラストまで駆け抜けるところ。

▼ここが笑えたポイント
夫婦喧嘩のギャラリーの多さのもはやエンタメ感。ほぼほぼ観劇感。

▼ここがグッときたポイント
この映画を観ると日常の食卓に上るお米のありがたみをすごく感じることができます。
一粒一粒噛み締めて食べたいと思いました。

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銀シャリ(鰻和弘)
大コメ騒動を見終えた後、無性に米が食べたくなり食べました。
映画同様泣ける美味しさ。映画同様女性キャストのような粒立った米。
映画同様一致団結を思わせる盛られた米。
映画同様声を上げてしまう美味しさ。
米を食べた後、無性に大コメ騒動を観たくなり観ました。

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「大コメ騒動」
2021年1月8日(金)TOHOシネマズ日本橋ほか全国公開
配給:ラビットハウス、エレファントハウス
©︎2021「大コメ騒動」製作委員会

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