地元“あるある” 動画で配信 長崎亭キヨちゃんぽん

タブレット端末を手に動画「長崎おるばいモノマネ」をPRする長崎亭キヨちゃんぽん=長崎市茂里町、長崎新聞社

 長崎市のお笑い芸人、長崎亭キヨちゃんぽんが、地元ならではの“あるある”エピソードを紹介する動画「長崎おるばいモノマネ」を、動画投稿サイト「ユーチューブ」で配信し、人気を集めている。
 10月から自身の公式チャンネル「ちゃんぽんチャンネル」で配信を始め、これまでに約60本をアップロード。小学生や主婦など、さまざまなキャラクターにふんし「精霊流しの翌日は、道に落ちている不発の爆竹を子どもが拾いに来る」「浜町アーケードを歩くと知り合いによく出会う」などといった、地元の住民が思わず共感するようなシーンをユーモアたっぷりに再現している。
 吉本興業に所属し2003年、東京でデビュー。お笑いで地域活性化に貢献する同社のプロジェクト「住みます芸人」として、11年から出身地の長崎市に拠点を移し活動している。新型コロナ禍の影響で、イベント出演が減ったことをきっかけに、今回初めて動画制作に挑戦したという。「元々ステージで披露していた“あるある”ネタを、題材にしたら面白いものができた」。動画は1本当たり数分程度で、自身が編集作業まで手掛ける。「1日1本配信しているので、四六時中ネタを考えるのが大変」と苦労を語る。
 12月中旬で、チャンネル登録者数は約1200人。キヨちゃんぽんは「予想以上の反響があり、びっくり。視聴者が動画のコメント欄でネタを教えてくれることもある」と笑顔。「これからも隠れた長崎の魅力を、動画を通じ発信していきたい」。

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