プロの野球、サッカー選手がうるま市に集結 子どもに「スポーツで元気を」

 スポーツで子どもたちを元気づけたい―。

 沖縄県うるま市出身のプロ野球選手やプロサッカー選手らが中心となり、第1回子どもスポーツの祭典(うるま市元気復活プロジェクト実行委員会主催)が28日、うるま市具志川野球場と具志川多種目競技場で行われた。野球教室、サッカー教室に市内の子どもたち計約200人が参加。プロの技術を学んだ。

 大会の相次ぐ中止や活動の自粛、競技人口減少に伴う少年チームの衰退などを憂慮した地元の選手たちが中心となって元気復活プロジェクトとして実現した。

 野球教室には市出身の日ハムの上原健太投手と現役を引退した西武の國場翼投手が参加。そのほか西武の與座海人投手、ソフトバンクのリチャード内野手と勝連大稀内野手らが顔をそろえた。リチャード内野手から打撃指導を受けた、具志川シャークスの幸良琉球(りきゅう)主将は「体がすごい大きかった。将来は球界を代表する選手になりたいので、打撃とピッチングどちらの練習も頑張りたい」と目を輝かせた。

 サッカー教室には今季まで京都サンガに在籍した宮城雅史選手のほか、FC琉球のFW上原慎也選手、元なでしこ代表のDF高良亮子選手が参加し、子どもたちとゲームを楽しんだ。

 ソフトバンクの東浜巨投手やサッカーの宮城選手ら1990年度生まれの市出身メンバーが10月に「平成2年会」を立ち上げて企画。同会の久保田一平会長は「初開催だったが反響も大きく、今後も続けていきたい」と2021年以降も継続的な開催へ向け意欲を示した。

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